2014/12/10



日付が変わっても吐き気は治らない。

とにかく吐く。その分飲む。







朝6時。

いつセットしたか覚えてない目覚ましで目が覚める。



右脇腹が痛い。

なんだこの痛み?

吐き気もある。

痛みと苦しさ、体力の限界。

もう立つことができない。

とりあえず痛みを堪えて、這ってトイレに急ぐ。



まずは少し吐いて楽になる。

でも痛みは止まらない。

「どこかぶつけた?」

「まずはバストバンドで胸部を安定させよう」

そう思って、バストバンドを取りに行こうとしたけど、2m先に移動するのが苦しい。

必死の思いでバンドを手にしてベッドに戻る。



「よし、止めよう」

そうは思ったものの、痛みが尋常じゃない。




朝6時過ぎ。

母親に電話をして、救急車を呼ぶことを伝えた。

できれば呼びたくなかった。

でも、もう他に方法はなかったって思う。




119番に電話。

玄関の鍵を開ける。

携帯と財布を持つ。

トイレで吐きながら待つ。

救急車の音が近づいてくる。

玄関のチャイムが鳴る。

這って階段を降りて、ストレッチャーに乗せてもらう。

救急車に乗る。




「◯◯病院に行くからね」




続く