連結会計の新資料 | 連結会計よもやま話

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公認会計士試験や日商簿記検定で難解と言われる連結会計その他について色々と書き綴って行きます。
長年培ったノウハウの公開を通じて皆さんのレベルアップのお手伝いをさせて頂きたいと考えております。

皆さん、おはようございます。

最近ブログでの更新が滞っており、申し訳ございません。

なお、Twitterでは活発に活動していますので、

ブログでも最新の資料を順次アップ致します。

今回アップするのは連結会計の新資料です。

 

最初に私の考える【連結会計:あるべきイメージ】です。

応用論点との整合性から考えられる唯一の形です。

image

次に、問題・解答です。

 

冒頭のあるべきイメージに沿った上記問題の構造図です。

これは概念フレームワークの純利益の定義と合致します。

左側:子会社個別純資産、のれんのフロー

中央:非支配株主持分・親会社持分のフロー

右側:親会社持分を構成する子会社株式・利益剰余金のフロー

次に、現行の仕訳と上記構造に基づく仕訳の対比です。

更に、現行の持分法と上記構造に基づく仕訳の対比ですが、

両者が完全に整合していることがご理解頂けると思います。

なお、持分法は枝分かれ図の親会社持分の増分が対象です。

先の枝分かれ図を横並びの時系列表に直したのが、

スーパー・タイムテーブルです。

最も難解と言われる、右下の連結利益剰余金76,000円が

縦のストック計算と横のフロー計算の双方で一致します。

スーパー・タイムテーブルのメリット。

それは成果連結が組み込み可能な点です。

非支配株主持分への按分計算がないダウンストリームは

下段に配置します。

非支配株主持分への按分計算を行うアップストリームは

上段に配置します。

以下、上記の未実現利益等の非支配株主持分への按分を

一括計算せず、分割計算したタイムテーブルです。

 

以上より、連結会計の解法はタイムテーブルがお勧めです。

何故なら、既にお分りの様に適切な記入法に従えば、

工業簿記のワークシートの如く全ての解答を

連鎖的に算出できる非常に便利なツールだからです。

また、面倒な集計作業がない為、迅速でミスが起きない。

更に、解答プロセス全体を鳥瞰でき、解法が検討できる。

例えば、連結P/L・連結B/Sの作成問題の場合、

期首は分析不要、期中・期末の分析で問題は解けること、

連結S/Sがプラスされたら期末→期首の逆進が速いこと、

これらのことが日頃の演習や答練後に検討できます。

従って、会計士試験の受験生は殆どタイムテーブル派です。

最後に会計系試験に人生を賭けている方も多いと思います。

その為には本試験での解答数値には工業製品レベルの品質が

必要なのではないでしょうか。

ですので、仕訳派の方も是非トライして下さい。

11月9日に下の応用論点の資料を追加しました。

宜しくお願いします。

これからも皆様に有意義な情報を提供して参ります。

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