ど~も~!みなみです!
はい!というわけで……とんでもないタイムラグの果てに、以前書きかけていたネタの続きを書いていこうと思っているのですが…
そもそも以前、何のネタを書きかけていたか覚えている方いらっしゃいます?!?!
コチラの記事になるんですが…
ま、まぁ、要はですね、
「今年はアシスタントブログ書きます!」っつって、その一環として
「線ってめっちゃ大事だからね!!」っていう前置きだけして、その実際の話をする手前で終わってしまっていたという。。。。(なんということ…!)、
待ってて下さってる方がどの位いらっしゃるか分からないけど、ブログ記事としてネット上に置いておけばいつかどなたかのお役立ちにはなるハズ…!と思って、今更感ゴリゴリな中でも書いていきますねっ!!その節はお待たせしすぎてしまい大変申し訳ありませんでした~
結構初歩的な部分から書いていくので、「そんなんとっくに知ってらぁ!」って人も多いだろうなぁ…とは思いつつクリスタ歴長い方は、「はいはい、知ってるよん~」位に復習がてらさらっと斜め読みして頂けましたら助かります
回数を重ねながらじわじわ本質に迫っていけたらと思っているので、楽しみにお待ち頂けたら、と…!!
(今度は待たせんじゃねーぞって方は担当さんからのレスが遅い事を祈っといて~!!
www←)
それでは改めまして…!!
今回書かせて頂くテーマが、「線」及び「ベクターレイヤー」について。
まずは「ラスターレイヤー」と「ベクターレイヤー」について説明して参りますね!!
「レイヤー」については皆様ご存知です、よね?!
デジタルイラスト・デジタル漫画では、アニメのセル画のように、言わば透明なシートに描かれた線や色を何枚も重ねて一枚の絵を作っているのですが、
その一枚一枚の透明なシートのことを「レイヤー」と呼んでおります
で、そのレイヤーには、大きく分けて2種類あります!
「ラスターレイヤー」と「ベクターレイヤー」です!!
ラスターレイヤーは、なんというか「普通のレイヤー」です笑笑
線を描いたり、色を塗ったりといった、いわゆる「絵を描く」という事がシンプルにできます
※無料のペイントソフトだと、そもそも「ラスターレイヤー」一種類のみしかない場合も多いかと思います
ラスターレイヤーでの作画は、例えていうならこういう細かーい編み目が入ったキャンバスに
こう、ドット状に描き込んでいって、引きで見た時に滑らかな絵に見える…という仕組みになっています。
こういうイメージですね
※すみません、実際に拡大したものではないので違和感ゴリゴリですがお気になさらず…笑笑🤣💦
フツーに「絵を描く」という作業を、比較的紙と近い感覚で行う事ができます!バケツ塗りをしたり、各種絵筆ツールでの繊細な色塗りもできます
強いて弱点を言うなら、「拡大・縮小に弱い」というところでしょうか…!
拡大すると、さっきのような↓↓
シャッギシャギの線になってしまいますので
……説得力がビミョウな気がするので、ホンモノの拡大画像貼っとこうかな💦↓↓
ホラ!!ね?!境界線あたりがシャギシャギしてるっしょ?!
あ、もちろんちょっぴり拡大縮小する位だったら全然大丈夫です!
あまりにも極端にやりすぎると汚くなる場合があるよ、ってだけです
ラスターレイヤー、大体のイメージは伝わりましたでしょうか?!
では一方、「ベクターレイヤー」とは何か、と言いますと…!
「線を描く事に特化したレイヤー」となっております!!👀✨
だからね、残念ながら「バケツ塗り」とか、色塗り的なことは出来ないのデス
※もちろん、色付きの線を引くことは出来ますし、筆ツールで線を引く事自体は問題ないです!
線も重ねれば面になりますから、無理矢理塗りつぶせないことはないです…が!
データが重くなる可能性があるので、あまりおススメはしません!
そこに関する詳細は後ほど!
さてさて。ではベクターレイヤーを早速作ってみましょう!!
「レイヤー」項目の左上の三本線(メニューボタン)から「新規レイヤー」→「ベクターレイヤー」を選ぶと新しくベクターレイヤーを作ることができます✨
(私は頻繁に使うので、ショートカットキー設定してます!)
(※ショートカットキー設定についてはコチラの記事をご覧ください!)
ラスターレイヤーとどう見分けるかと言うと、レイヤーに「立方体マークがついてるかどうか」です!これでパッと見で区別できます!
ではまず、ラスターレイヤーに線を引いてみましょう!@リアルGペン↓↓
なんのひねりもない、ただの線ですw
では次、ベクターレイヤーで線を引いてみましょう!@リアルGペン↓↓
…って、Σ何も変わらないや~~ん!!!
とお怒りの方!!
まぁまぁまぁ、落ち着いて✋💦💦
逆に、ラスターレイヤーと同じ感覚でフツーに線が引ける、ということがお分かりいただけたかと思います!!
さてさて。では何が違うのでしょう??
試しにオブジェクトツールでちょいとつんつんしてみましょっか!
これね。
まずはラスターレイヤーから!
カーソルでズルズルッと動かすことが出来たよ~!✨
※なんか、スクショだと上手いことカーソルが入んない
手描き補助付き画像でスミマセン
では次!!ベクターレイヤー!!
おっ!!!なんか表示されたよ?!?!
分かります?分かります?!
この、中心を通る赤い線!!↓↓
この赤い線こそが、ベクター線(ベクターレイヤーで描いた線)の本質であり魂であり真髄でございます!!
先程のラスターレイヤーが、言わばドット絵的にピクセルを埋めていって描いていったのに対し……
ベクターレイヤーは、
それプラス!!「線」そのものの「背骨」をデータとして記憶してくれてるんです!!
それによって何が変わるかというと…
線そのものを自在に操作できるようになるんです!!
例えば!!描いた線をつまんで引っ張ったり。
線の太さを後から変えたり。
「交点消し」と言って、線と線が交差するところまで消しゴムで一瞬で消せたりとかもできます!!
これは背景を描く時とかにめっちゃくちゃ重宝しますよ~
例えば…
ざっくりこんな建物を描き始めたとして…
こう……はみ出しちゃった部分ってあるじゃないですか
それを
こんな感じに、はみ出した部分に消しゴムのカーソルを合わせて、タッチでチョン!と一瞬触れるだけで
「ビョン!!」って一瞬ではみ出していた線が消えてしまうのですよ!!
それもキレイに交差した部分までで!!
その要領で、一瞬でキレイな建物の線画が出来上がる訳です!!こりゃぁ使わない手はないっ!!
ちなみに、交点消しのやり方ですが、
ベクターレイヤーで描いている時に消しゴムツールを選ぶと、ツールプロパティの「ベクター消去」という項目の操作ができるようになるので
そこにチェックを入れて、さらに「交点消し」の真ん中のアイコンを選べばOKです!!✨
その状態で消しゴムをかければ、最寄りの交点までを一瞬で消してくれますよ~
最寄りの交点って初めて聞くけどw
ちなみに、左側の「触れた部分」を選ぶと、普通の消しゴムと同じように触れた部分だけを消してくれて、
右側の「線全体」を選ぶと、文字通り触れた線全体を丸ごと消してくれます!これも何気に重宝します!!
※ちなみに、この辺りの消しゴム話は、ぜひ話したいマニアックな話があるので、それも近々書かせてください~!!
他にもですね~…ベクターレイヤーは、ラスターレイヤーに比べて拡大・縮小に強い✨
ということが言われていますね…!!
ラスターレイヤーを極端に拡大縮小すると、線のシャギシャギが目立ったりするけど、ベクターだとそれはあまり見られないように思います✨
あと……これ確かめたことないから何とも言えないんだけど、
コピペを繰り返した時の線の劣化が、もしかしたらラスターよりベクターの方が少ないんじゃないかなぁ?!?!という気がしてる…!!
……っていうか……
デジタルの場合、レイヤーのコピペを必要以上に繰り返すと線が劣化する場合がある…って知ってました?!
劣化っていうのは、なんか線がギザギザ、シャギシャギしたり変なところで途切れたりするような感じ💦
私もだいぶ前にあるアシ先の先生に教わって目ん玉飛び出るかと思った!!
その先生はラスター派の先生だったんだけど、実際にコピペ繰り返したデータは線が荒れてるのを見せてもらってビビった…コピペもだし、データを送付する段階でもそうなるの、かも…!
ラスターレイヤーで描かれたスマホ素材を思いっきり縮小して加工して先生に送付したら先生からめっちゃお怒りの連絡が届いてさぁ…
「こんな線で完成原稿としていいと思えるあなたのセンスはどうなんですか」みたいなメールが来て「ひええぇ💦💦私なんかした?!
」って思って、再度先生にデータを送ってもらって見せてもらったら、
私が加工して送ったデータより相~~~当~~~線が劣化したものになってて、「そりゃぁこれが送られてきたら怒るわ」って私も納得して事情話したら先生も理解してくれて、ベクターで修正して送り直して事なきを得たんだけど…
いやデジタル怖ぇ!!ってその時はマジで震えたよね…
ただね、それ以降、他の先生のところでベクターレイヤーでのやり取りをしてる限りでは、同じようなトラブルって一度もないんだよね
だから、私は「デジタルの怖さではなく、ラスターレイヤーの怖さ」だと勝手に解釈してる
実際のところどうなんでしょ🤔誰かその辺詳しい方いたら教えてください~!
一応、ラスターレイヤーの拡大縮小・コピペ・送付にあたっては、劣化が起こっていないかちょっと気を付けてみてねっ!!
若干話が逸れた気もするけど、要は…
ベクターレイヤーは、線を「線の背骨をデータ化したもの」として記録しているので、メリットがたくさん!!
ということを今日は覚えておいてください!!
次回以降、ベクターレイヤー及びベクター線の具体的な活用方法を色々とシェアしていってみますね!✨
その後、背景作画に役立つ線の描き方のコツなどもお伝えしていきたいと思いまーす
お楽しみに!!
また次回!!