皆さんこんにちは!みなみ天音です
今日もご訪問頂きありがとうございます!!
先日のお月見企画にて、本当に本当に沢山の方にご訪問頂き、かつ沢山の有難いコメントを頂き、とってもとっても嬉しかったです!!
皆様、本当にありがとうございました!!
これから、もっともっと魅力的な絵が描けるよう、沢山精進して参りますので、引き続き見守って頂けましたら嬉しいです
どうぞ宜しくお願い致します!!
〜〜〜〜〜〜
さて!今日はですね、
前々回の「画力向上委員会企画」にて上げた厚塗りイラストについて、
要素を絞ってメイキング紹介しちゃいます!
メイキングと言うよりは、師匠の真魚子さんに教わったコツの「ワンポイント紹介」という感じですが
お読み頂けましたら嬉しいです~
まずはコチラ!!
人生初の厚塗りイエー★☆
これを載せた時にも書いたのですが、
本当の厚塗り(油彩)は、輪郭線を引かず、アタリからいきなり面取り(面部分の色塗り)から始めるそうなんですよ…!
私も数か月前、なんちゃって油彩に手を出した時↓↓
(これはモノクロで陰影付けた上にオーバーレイで色味だけ重ねた描き方なので、
厚塗りと言っていいか分からず一応ノーカンw)
面取りから始めようとして見事に撃沈!!!
まだ、そんな事出来るほど人体しみ込んでないっす!!てか、分かってないっす!!!
…ってなわけで、正直に、解剖学本とにらめっこしながら
シャーペンツールで下描きして描き始めました、とさ★
しかも、その線消してないまんまwww
……えぇ、今回も当然のように
シャーペン下描きから始めましたが、何かwww
……いいんです。焦らない、焦らない
背景が緑色なのは、色塗りの際に塗り残しがないかが分かりやすいようやった方がいいと聞き、いつもやっています☆
ちなみに、最初はより分かりやすいよう、もっと発光の強い緑色にしていたのですが、
真魚子さんから「目に悪いよ!ブルーライト浴びまくりだから!!自然界に近い色がいいよ!」と言って頂き、この色に落ち着きました
ただその分周りの色に馴染みやすくはなってしまうため、心配な場合、最終確認の時だけ発光強い色にして確認してもいいかもしれません★
下描き後、人物や表情ごとに分けていた下描きレイヤーをすべてくっつけ、
(最初は抵抗ありまくりでしたとも、えぇwww)
まずは背景から色を付けました!
真「背景はその1枚絵の世界観そのものやからね~。
小説・漫画でまずその世界観を表現する所から始めるように、まずはそこから固めな。
あとは、背景の色が見える状態で人物の色付けないと、濃淡のバランスがおかしなことになったりするからね…!
これは日頃から意識した方がええかも!」
なるほど!!今後もやっていきます!!
……という事で、背景塗り塗り。
その後、人物ごとに分けた色塗りレイヤー(1人物につき1枚)に、
すべての色を載せていきます…!!
1色1レイヤーのアニメ塗りとは、そこが違う!!
なんか、落ち着かない…
慣れれば、人物や背景すらも分けず、完全に1枚レイヤーで色塗りも
できるのだとか…!
(真魚子さんはそうされているそう…!
会社でも「レイヤー分けないんですか?!」と驚かれたそうな★)
う~ん、私はそこまではまだまだ思い切れない…
下塗りも、ホントはいきなり筆で描くそうなんですが、
(そらそーか、下描きせずいきなり塗り始めてるハズなんだからw)
今回はバケツで下塗りしちゃいましたよ~
そして、この後いよいよ
厚塗りらしく、筆で色を塗り重ねていきましょうか…!!
真「塗り始める前に、『筆ツール』と『ぼかしツール』をすぐ押せる所にショートカットキー登録しとこか。
それからペンのボタンで『ブラシサイズ』の調整もすぐ出来るようにして。時短になるし、塗る時もストレスフリーになるよ★
出来たら、塗り始めまーす!
メインの筆は、「油彩」でも「水彩」でも、好きな方でOK!
(私は今回「油彩」を使っています☆)
濃い色とか薄い色とか、色味をどんどん変えながら、少し筆で塗ってはぼかす。色味を変えて、塗っては、ぼかす。この繰り返し!!
……あ、そんな丁寧になじませんでええ。
厚塗りは筆跡が雑に残っててナンボ。
その方がより味と深みが出るよ。
ぼかしは、塩梅を見てさらっとね☆
あ、あとね、
同じベースの色だけじゃなくて、全然違う色もどんどん混ぜちゃうのもミソ!!」
例えば、戸川のベストで言えば
この色がベースになっているのですが
真ん中の四角の中の「色の明度」の所はいじらず、
周りのサークルの「色相環」のバーだけをぐるぐる回して
色んな色味をチョイスして、
それも重ねて塗って、ぼかしてっちゃう!!
こういう、いい感じのニュアンスが表現出来ますよ…!!
真「デッサン力(輪郭だけでなく、肉厚や陰影も込みの完璧な画力のこと)がある人は、
色を乗せる時に適当に色を乗せても、色味や濃淡を間違う事はないんだけど、
そうでない場合、適当に色を置いたら汚くなるだけだったり、肉がえぐれてみえたり…という事になっちゃうこともある
でも、例え今画力がなかったとしても、
塩梅や濃淡、塗ったり削ったりの面積などを沢山沢山時間をかけて練習して、色々試行錯誤を繰り返しているうちに、知らないうちに力が付いてくるものだからね…!
とにかく、やってみる事が大切!!」
天「はいっ!!」
……自分がどの程度塗れてるのかさっぱり分かりませんが(多分全然塗れてないwww)、
真魚子さんは「あ~、もういいよ、その辺でストップ!」って、
止め時を教えて下さる以外はじっと見守ってて下さいました
あ、あとこれを教えて下さった!!
真「あ~、学ランの生地は固くて、シワの陰影はクッキリ入るから、
そこはぼかさんでええよ!」
ぼかすべきところとクッキリさせるべき所の見極め…!!
これも大事、ですね
途中までは下描きの線を表示しながら塗りますが、
ある程度濃淡がついたら、下描き線を消して作業します!!
…そうです、
「線を描かない、表示しない」で、きちんと絵として伝わるものにすることが最終目標なのです、コレは
……Σえっ?!違う?!?!
……イヤ、厚塗りを志す方はきっと、線を消したいと思っているハズだ!
…………その、ハズだ……っ!!ごにょごにょ。
少なくとも、厚塗りを描く時には私はそうしたいと思ってますよ~、ということで
どうしても濃淡の差だけでは境界線が分かりにくいところは、
細い筆で境界線の所に、細い影(色は濃い目)を付けるようなイメージで
描いていくと、境界が分かりやすく引き立ちますよ~
……ホントはこの辺り、もっと奥が深いのですが、まだ言葉ではうまく説明出来ませんので、今回はこの辺りで!!
教わったヒントとしては「ドガを見ろ!フェルメールを見ろ!見続けろ!発見があるから!」だ、そうです
一通り色が付いたら、
(ホントはそれで完成、でいいのですが)
せっかくなのでちょっぴりニュアンス追加★
その人物のベースカラーを一色選んで、
(服のメインカラーとかがいいかもしれません)
その色で全体的に乗算(影)とスクリーン(光)をかけて、完成!!
乗算とスクリーンは、水彩ブラシの「水多め」というのにしました
透明感のある、馴染んだ感じに仕上がりますよ~
※ちなみにこの「乗算とスクリーン」を入れる作業は、すべての人物の塗りが
終わった段階でまとめて入れました!
その方が早いし、完成度にバラつきが出にくい…かもしれない(笑)
勾玉の光はですね……
文字の加工ができる
オートアクション素材の中の
「ソフトエッジ」という加工方法を使いました★
勾玉に「ソフトエッジ」をかけて、
それをいくつもコピーして、
色を変えたり、拡大したり
「比較(暗)」モードにしたり
「覆い焼き(発光)」にしてみたり……
……ゴメンナサイ。
私もその場その場でなんとなく試しながら
何となく出来上がった感じなので、
上手い事説明できないのですwww
……とにかく、
合成モードとかを色々使ってみたら
それっぽくなるぜ…!!って事で!!(爆)
↑少しもメイキングになってないwww酷いww
…って事で完成←無理矢理www
……ごめんなさい、今回の記事、
どの辺りの読者の方を想定して書けばいいか分からなくて、
厚塗りされる方は
「別に当たり前だし」
…ってなりそうですし、
アナログ派の方やお絵描きしない方は
「ちょっと、何言ってるか分かんないんですけど」
ってなりそうですしwww
もしかしたら、
「漫画家目指す上で厚塗りとか……別に、必要なくね??」
と思う方もいらっしゃるかもしれません…!!
もちろん、厚塗りできなくたって漫画家にはなれます!!
……と言うか、漫画家を目指す私が、
先にもっとやるべき事があるだろう、というツッコミもあると思います
……でも、原稿から一時離れ、
描きたいものと向かい合っている時間を作っている今。
描きたいテーマを深めたくてジタバタしている今。
画力を上げたくてジタバタしている今。
私が目指すべき作風と絵柄がどこにあるのか、探している今…!!
……そんな今だからこそ、あらゆる可能性を模索したい!!
「リアルさを追求していける厚塗りに向き合う事」は、
「人体(や物)の肉厚や陰影の把握など、己の基礎的画力と向き合う事」だ……!!
…と思い、チャレンジしてみた次第でございます
そして、めでたく(?!)基礎的画力の無さを嫌という程痛感致しましたので
箱と円筒で描く モルフォ人体デッサン ミニシリーズ (モルフォ人体デッサンミニシリーズ)
1,296円
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↑この本で、デッサン絶賛勉強中でございます★☆
あ、韻踏んだwwせっかくだから3回言ってみてwww
あんまりガチすぎるデッサンになっちゃうと、それこそ
「美大行くんですか…?」ってなっちゃいそうなので(笑)
真「漫画描くんやったら、『箱と円筒で描く』位の把握でも十分やない?」
という、真魚子さんからの有難いアドバイスも頂き、この本をチョイス!!です
また修行過程などは改めて上げますね~★☆
……てか、今回の記事、
ホントはお月見企画のメイキングも併せて載せようとしてたんですが、尺的に無理でしたwww←よくあるパターン
お月見企画のメイキングは、近日中に改めてさせて下さいね…!!
あ!ちなみに、
とってもわかりにくい記事に終わっちゃってると思うので、
「そこんとこ、もうちょっと詳しく!!」と思う箇所がもしあれば、
コメントでもメッセでも、お気軽に声掛けて下さいね!!
では、また次回!!