妊娠検査薬で陽性が出た翌日…。
その日は旦那ととあるイベントにお出かけ。どちらかというとイベントそのものに気を取られ、あまり赤ちゃんのことは思い出さず…というより、強いて考えないようにして一日を過ごした。
何しろ土日だったし、病院に行きたくても行けなかったので、ヘンにそわそわしたくなかったのが一つ。
後は、実感に乏しすぎて、あれは夢だったんじゃないか…と思ったのが一つ。
旦那とちらっと話題が出ても、なんとなく照れくさくて「赤ちゃん」とは呼べず、「赤さん」とか「べび」とかで濁してみたり。
結局、ようやく病院に行けたのは翌週の火曜日だった。
まず、初診ということで長々と問診票を書かされる。
とりあえずびっくりしたのがミスかミセスかを問われる欄。
大抵「未婚・既婚」の2種類しかないが、産婦人科の場合「未婚・既婚・離婚・再婚」の4種類から選ぶのだ!
なるほど…色んな事情の人がいるだろうから、仮に妊娠が発覚したとして、時として笑顔で「おめでとうございます!」とは言い切れない場合もあるから、事前に細かく聞いておくのか…と妙に感心。
他にも「初潮は何歳でしたか(忘れたよ!)」とか、「生理周期を3ヶ月程遡って記入して下さい(すまんねあやふやだよ!)」といった質問に苦戦しながら、何とか記入完了。
尿検査も終え、どきどきしながら診察室へ。
「妊娠だね、おめでとう!」
入るや否やそう言われた。
……えっ!そんな、あっさり?!
「最後の生理から単純に計算すると11月末頃に産まれるかなー。ま、あくまで計算上だから変わるかもしれないけどね。早速赤ちゃん見てみる?豆粒くらいのが多分見えるよー」
と、あれよあれよと言う間に内診台へ。
下半身スッポンポンになって椅子に座る。
椅子はウィーンと回転しながら持ち上がり、カーテンの向こうのお医者さんに向かってお股おっぴろげ状態に。
「…あれ、赤ちゃん見るのって、確かお腹の上から機械を当てるんじゃ…?」
突然の強制ストリップにどぎまぎしていると、「最初のうちは子宮の中に直接機械を入れるんだよ、ちょっと我慢してねー」と、見透かしたかのように解説が入る。
「ハイ、じゃぁ消毒するねー(じょばっ)。内診します(ずぼっ)。機械入りまーす(ずぶずぶっ)」
きゃー!そんな、心の準備が…
「ハイ、左のモニター見て~」
言われるまま見てみると……おおぉ…グレーの壁の左下辺りに、何やら黒い豆粒が・・・!
どうやら、まだ赤ちゃんは見えず、赤ちゃんの入った袋だけが見えているよう。
とりあえず、ちゃんと子宮内に着床していたようで一安心。
家に帰って、夜勤明けでグースカ寝てる旦那に早速報告。
「旦那、旦那!やっぱりちゃんといるって!」
目をこすりながら起きる旦那。
「・・・何が?」
「・・・・・・赤ちゃん。」
この時ばかりは、照れずにちゃんと「赤ちゃん」と呼ぶ。
寝起きの旦那でしたが、この時ばかりはちゃんと喜びを表現してくれて、「良かった」と言いながらぎゅっとしてくれました☆
そして数日後・・・・・・長い長い、苦しみの時を迎えることになるのです・・・・・・。
続く。
