朝晩は寒いけれど、日中は暖かく公園遊びにはいい日が続いています。




話は変わり…
数日前、車に乗る時に気づいたこれ↓

うわ!息子がやったな〜!と思いつつ、しかし以前にもうちょっとライトな手跡があった時に「やったでしょ!」と言うと「僕じゃないよ!」と言われたので今回は「手跡があったけど何か知らない?」と聞いてみた。

すると、下校途中に車の前で何かしている小学生二人組を見たと。
我が家の駐車場は屋根なし柵なし、通学路に面していて誰でも入れるただの空き地みたいなところ。

「え〜、最悪」と思いながら、傷とかついてないし、でもまあ学校へ言うほどではないかな…学校に言った方がいいのかな…と悩みつつ、夫は学校へ報告すべしと言う。
ついでに息子も「学校に言った方がいいよ!」と言うので、翌日電話をした。

学校では先生が下校時間の関係で息子の同級生の誰かであろうと言うことで、二年生のクラスで注意喚起してくださったのです。
その注意があったその日、息子が帰宅して早々「さっきまた車にイタズラしていた子達がいた!やめてって言ったら顔を隠しながら走って逃げた」と言う。
注意された日なのにこれは悪質だなということで、もう放課後見張っていようと思い学校にも夫がその旨伝えると、わざわざ先生方が我が家まで来てくださり、息子に「どんな子だったか」「どんなことをしていたか」「どちらへ逃げたか」など聞き取りをしてくださった。

息子はそれに答え、最後に先生は「そういえば息子君は最近とても成長が見られ、すごくしっかりしています」と言ってくださり、車の件は悩ましいものの「そうなんです、最近以前に比べてすっかり落ち着きまして〜」なんて答えたのです。


車の件について、昨日事態は収束。


お察しの方もいらっしゃると思いますが、犯人は息子でした。
放課後、先生と一緒に下校してきた息子。
先生に促され「僕がやりました。怒られるのが怖くて嘘をつきました」と泣きながら謝る。
私は先生には申し訳ないし、ここ数日間このことで色々なことを考え(息子に間接的に嫌がらせをしたいからしてる?とか、もし犯人が見つかってヤバイ感じの親が出てきたらどうしよ…とか)ていたので、息子に対しての怒りよりも、何とも言えない感情が。

嘘をついたり、してはいけないことをしたら自分から謝ってくる子だと思っていたのでショック…という気持ちを引きずりつつ、夫へ報告。
夫も私と同じように息子のことを思っていたので、犯人が息子だと分かっても「もしかして本当の犯人にいじめられて罪を被っているのではないか」なんて言っていたり。

とりあえず二人で学校へ謝罪へ向かい、先生からは、今回のことで息子は色んなことを学んでいるだろう、そしてADHDの特性上(とはハッキリ言ってないけれど)衝動性の高さをどうしていくかを専門家に相談して対策することで本人のためになる…というようなことを言われました。

その時に、「息子君は興味のあることへの行動力はすごい、そこを伸ばしてあげるといい」とも言われましたが、今回の件はその好奇心と行動力ゆえのもの。
何なら、普段怒られているのもその好奇心と行動力ゆえのもの。
もちろん私も自分自身、怒りすぎでは?と自覚している部分もあります。

ただ、本当に上記の先生のような言葉は色んな人から言われるのですが、その好奇心と行動力で何度私はハラワタ煮えくりかえることがあったか、そして息子はやってしまった後にしてはいけないことだと気付いて今回の嘘然り、後悔したり嫌な気持ちになったことか。
その特性を長所のように言われても(長所でもあるとはもちろん思ってはいますが、それに伴うリスクも大きいです)すんなり受け入れられない私達夫婦。

(もちろん今回の嘘の件はADHDがどうとかではなく、普段の親子関係によることや息子自身の成長の通過点であると思っています。もちろん私も嘘をついたことなんて何度もありますし)

それでも親子であるから、息子が将来ごく普通に社会生活を送れるようにしてやらねばならないのです。

疲労と脱力感に包まれつつ食事していると、夫がいきなり「親父から電話!」と携帯を持って家を出ていきました。
アル中酒乱の夫の父、現在は一人暮らし。
過去に虐待を受けていた(夫は自覚なし)ので、戸籍の閲覧制限もかけ、私と結婚したことも子供が産まれたことも何も知らないのですが、電話だけは繋がるようにしてあります。

30分ほどして帰ってきた夫。
夫の父からは「二度目の自己破産をした。それでもお金がないので10万貸してくれ」。

夫の話を聞く限り、よく保護されなかったなというレベルの数々の虐待を受けてきて、それが普通でないと気づいた今なのに夫はそれでも「10万貸して返ってこなければ今後やめようか…」などと迷っていたので、そんなものは返ってくるわけないし今後またお金の無心が続くだけと言っておきました。

親子というのは、というより子供というのはどんな親でもなかなか関係を断ち切るというのは難しいものなのだな…と、息子の嘘の件や夫の父の話、とにかく色々なことと思いが交錯した夜となりました。