Hamlog ~とある研究者のだらだら日記~ -2ページ目

(   ・ω・) 銀行口座をやっと開けたぞ

 

 

(大変な道のりであった)

 

 

どうも~、はむです(   ・ω・) ノぃょぅ

 

前回、家探し~入居までの話を書きました。日本とはだいぶ勝手が違っていて「これがUKか…」と途方に暮れながら諸々の手続きを進めていたのですが、銀行口座開設ではさらに色々あり、UK quality全開です。

 

家を借りる時と同様、色々ありましたが、何とか銀行口座開設にたどり着きました ( ´・ω・)

 

ということで、今回はイギリスの銀行口座開設事情について書いていきたいと思います。

 

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イギリスにしばらくの間滞在するのであれば、イギリスの銀行口座を開いておくと良いと言われます。光熱費やインターネット料金、水道代、Council taxの支払いなどをダイレクトデビット (銀行口座引き落とし) で支払う人も多いようで、イギリスの銀行口座があるとこの設定が便利のようです。

 

~のようです、と書いているのは、はむは設定をしていないからなのですが…この理由については別の機会でまた記載します。

 

しかしながらイギリスはカード文化で、現金を持ち歩き使用する機会はほぼありません。銀行口座を作っても、そこから現金を引き出して現金で支払うという感じはあまり受けません。はむもイギリスに来てから、99%以上の場面でカードを使用しており、現金を使ったのは「コインランドリーでコインが必要だった時」「ホテルにチップを置いていく時」「クリスマスマーケットで現金しかダメな店で買った時」ぐらいです。

 

(あとは家賃の支払いをした時だ…)

 

クリスマスマーケットなど、屋台のようなところで買う場合でも、それぞれの店がカード支払い対応の機器を準備してくれていることが多いので、カードを持っていれば現金を使わずとも生活が可能です。

 

一応いつも財布に現金を入れて移動していますが、£20 (3000円) 位ですね。手帳タイプのスマホケースを使っているので、カード一枚とIDカード (大学の研究室で使用する) を持っていれば、財布なしで出かけられる位にカード文化です。便利な世の中ですね。

 

日本だとクレジットカードを使う人も多いと思いますが、イギリスではデビットカードの使用が多い印象です。銀行から発行されるカードも基本的にはデビットカードです。スーパーマーケットなどでの買い物では、もちろん日本で発行されたVISAなどのクレジットカードも使えますが、全体としてデビットカードを使う機会が増えました。公共料金の支払いなどはデビットカードが基本ですね。

 

そのため、日本にいる時にデビットカードを作っておくことがお勧めされます。三井住友銀行では店舗で依頼すれば比較的すぐ作ることができました。海外送金の手続きも合わせて行っておくとなお良いと思います (はむは忘れて大変でした)

 

また、時間があればWiseなど海外の銀行口座としても使えるonline bankingを準備しておくとなお便利です。はむもWiseのデビットカードを日本で準備しましたが、非常に便利です。こちらも海外送金の手続き (最初の送金の際にマイナンバーカードを使った本人認証が必要:マイナンバーカードは海外転出の時に無効化されるので国内にいる時に送金 (海外でなくても可) を行っておきましょう) を行っておくと良いと思います。こちらについても、やはりはむは忘れました。

 

(うっかり忘れたことが多すぎる…)

 

はむは現在Wiseのデビットカードを普段用として使っていますが、これでほとんど困っていません。ただ、online bankingなので何かトラブルがあるとちょっと面倒かもしれませんね。はむは今のところ特にトラブルはない (海外送金の手続きを忘れた & ダイレクトデビットが設定できなかったくらい) ですが、こちらにいる他の国から来た人に聞くと、時々送金などでトラブルがあるようです。


 

さて、イギリスの銀行のことに戻りますと、イギリスには、4つの大きな銀行があります。

 

  • HSBC
  • Lloyds
  • Barclays
  • NatWest

 

他にもいくつか銀行があり、Exeter大学内にもSantander銀行 (以前はNatWestもあったようですが今はありません) のbranchもあります。しかし大きな銀行は上の4つになるので、これらの銀行から選ぶことが多いのではないかと思います。

 

日本人に馴染みが深いのはLloyds銀行でしょうか。以前は日本にも支店があったようですが、今は無くなってしまったみたいですね。ほかにBarclays銀行も聞いたことある人が多いかもしれません。

 

HSBC銀行は香港上海銀行なので日本にある意味近い銀行かもしれませんが、今は日本支店もないようで、あまり馴染みがないかもしれません。NatWest銀行はNational Westminster銀行になりますが、こちらもあまり馴染みはないと思います。

 

…こう考えると以前は日本支店があったのに無くなってしまったものばかりですね。いずれにしても日本の銀行とは異なるので、現地で銀行口座を開設する必要があります。

 

 

はむが銀行口座を開設したのはNatWest銀行です。なぜNatWest銀行だったのかと聞かれると、家賃のbank transferの時の振込先がNatWestで何回か支店に行ったことがあるからというだけの理由です。

 

しかし色々事前に情報を調べてみると、LloydsやHSBCの方が比較的開きやすい、Barclaysは場所によるかもしれませんが、日本人に優しいところもある、と書かれている一方で、NatWestはあまりお勧めされておりませんでした。

 

ExeterのNatWest銀行には何回も行っているので、銀行員さんの顔も覚えているし、ある程度話が通じると思いました - その時は。

 

 

(   ・ω・) まあ何とかなるよ

 

 

(これが大いなる勘違いだった)

 

イギリスで銀行口座を開くために必要なものは、Proof of IDProof of Addressです。Branchに出向いて口座を開く場合は持参になると思いますが、最近はonlineでの申請もできるようになり、この方が直接出向いて予約など取る必要もなく、便利です。COVID-19の影響なのか、もともとonline申請がメインなのかはわかりませんが、online申請は非常に楽といえば楽です (が、何かあった時の融通が利きません)。

 

Proof of IDは申請者本人の証明ということで、一般的にはパスポートBRP cardなどの提出が必要になります。はむの場合はonline申請後のチェックの時に、パスポートのメインページとBRP cardの表裏の写真の提出が求められました。これは特に何もなく完了。

 

Proof of Addressが一番の問題です。イギリスでは以前から同様のことが言われているようですが、銀行口座を開くためにはproof of address (家を借りる) が必要となり、家を借りるためには銀行口座が必要という無限ループに入るため、どこかで何かしらの策を講じなくてはなりません。

 

(最近は必ずしもそうではないようですが、一般的には銀行口座がある前提なのでしょう)

 

Proof of Addressとして最も一般的なものは公共料金 (電気・ガス・水道代) やCouncil Tax (住民税のようなもの:家ごとに課される税金) のbillや支払い証明書です。その他インターネットの使用料、大学などからの住所証明書類、賃貸契約書などなど銀行によって様々記載されております。

 

当然家を借りるまでは公共料金やCouncil Taxのbillはもらえませんので、難しいです。そのため、何とかして家を借りるというのが第一段階となります。

 

さて前回の投稿通り何とか家を借りたはむですが…

 

 

(   ・ω・) さて、電気・ガスの業者から来た書類を使って、upload、と

 

(   ・ω・) 簡単簡単

 

・・・

 

 

(   ・ω・) え!? Reject??

 

 

なんと、電気・ガス業者から来たPDFファイルを送ったところrejectされました。Direct Debitを設定してこの額を支払うという証明書だったのだが…

 

 

(   ・ω・) あかん、それじゃあ賃貸契約書だ…

 

 

(   ・ω・) 賃貸契約書のupload項目がない…

 

 

Uploadする書類の内容に賃貸契約書がありませんでした。Onlineで受け付けてもらえるのは公共料金系のみ…これでは無理!とのことで一度branchに出向くことに。

 

 

(   ・ω・) Hello! I'm Ham!!

 

(相変わらずの英語力)

 

 

(   ・ω・) あのー、賃貸契約書を持っているのですが住所証明に…

 

 

(   ・ω・) 使えないですと?

 

 

なんと賃貸契約書はNatWest銀行では使えないとのこと。厳密にはlocal letting agentのものではダメで、公のところから借りたものならOKとのことでした。これは難しいルール。

 

 

(   ・ω・) あかん、じゃあネット上の情報通り、公共料金のbillだ…

 

(   ・ω・) 業者に電話しなきゃいけないのか…

 

・・・

 

(   ・ω・) Hello! I'm Ham!!

 

(いつでもこの英語力)

 

電話って難しいですよね。しかし、銀行口座を作りたいのでbillを送ってくれますか?と頼んだところ、向こうも事情を知っているのか電話の途中でbillがPDFファイルで送られてきました。素晴らしいですね。

 

 

(   ・ω・) 公共料金のBillが送られてきたのでupload、と。

 

(   ・ω・) いやー、やっと終わった住所証明。。

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) え!? またもReject??

 

 

なんと (色々な情報通りに) 公共料金のbillをuploadしたのですが、これまたrejectです。納得いきません…じゃあ何の書類なら良いのか。。さすがにこれは間違いだろうと思って再度branchに出向くことに。

 

(   ・ω・) Hello! I'm Ham!! Again!!!

 

(何度来るのだこの日本人は)

 

 

(   ・ω・) あのー、公共料金のbillを持っているのですが住所証明に…

 

 

(   ・ω・) 私の場合は使えないですと?

 

 

なんとなんと (いや、ちゃんと読めば書いてあるのだけれども) 公共料金のbillをPDFファイルで送った場合、イギリス人以外の場合は承認されないとのこと。確かにe-PDFには条件が書いてあるけれども、今は一般的にe-PDFでしょう…どうしたものやら。

 

(   ・ω・) 今はe-PDFのことが多いと思うのですが…

 

(   ・ω・) えっ?郵送で来た紙のphotoを送ればOKなんですか?

 

 

(   ・ω・) (家で印刷してphoto撮れば良いのでは…??)

 

 

e-PDFは偽造とかしてしまう人がいるんですかね。。印刷された紙のphotoなら良いと言いますが、e-PDFも郵送で来る紙も基本同じなのでは?という疑問がどうしても拭えません。そうこうしているうちに (幸いにも) Council TaxのBillが郵送で届きました。

 

(   ・ω・) Council Taxのphotoを送って、と。

 

(   ・ω・) さすがに今度はOKだろう。

 

今までrejectの時は数時間で来た連絡が来なかったので今回はOKという手応えを感じましたが、なかなか連絡が来ません。24時間以内には詳細が記載されたメールが送られる、と書いてあったのですがね…なかなか思うようには進まないところです。

 

2~3日待っているとNatWestからメールが来ました。Online Bankingは使えるようになったよ、debit cardも送るよ!とのこと。

 

 

(   ・ω・) やれやれ、これで一安心。

 

(   ・ω・) さて、銀行口座の情報を確認しよう

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) 情報が、ない!

 

 

詳細が記載されたメールが送られる、と書かれていたのですが詳細が記載されておりませんでした。やはり思った通りには進まないのが英国銀行口座事情。。

 

そして翌日にようやく第二報のメールが来ました。

 

 

(   ・ω・) Onlineでアクセスするとsort codeや口座情報が見られるらしい

 

(   ・ω・) Online bankingにログイン、と

 

 

”Sort codeと口座番号を入力してください”

 

 

(   ・ω・) それがそこにあるんだろうが!!

 

 

何と今度はonline bankingにアクセスするためにはsort codeと口座情報が必要だがその情報はonline banking上にあるという奇妙なループに入り込みました。

 

 

(   ・ω・) 欠陥多すぎるだろう…

 

 

Debit cardを持っていればその情報でアクセスできるとのことですが、debit cardは届いておりません。さてどうしたものか…と思っていたところ、携帯電話のアプリでログインすればsort codeなしでアクセスできると気が付きました。なぜだろうか。。

 

ということでようやくonline bankingにアクセスして銀行口座を持つことができました。ようやくこれで色々設定できます。

 

 

(   ・ω・) しかし、debit cardはいつ届くの?

 

 

通常3~5営業日後に届くと書かれていましたが、待っても待っても届きません。はむのdebit cardはどこへ?

 

 

そんなある日…

 

 

(   ・ω・) 今日は朝から実験ですね

 

(   ・ω・) あれ、知らない番号から電話だ…

 

 

(   ・ω・) Hello! This is Ham!!

 

・・・

 

(   ・ω・) 何言っているか全然わからないんですけど…

 

 

どうやらよく聞いてみると電話はNatWestからで、online bankingできるけど使っている?まだ使っていないようだけれども?みたいなことを言われました (言われた気がします)

 

 

(   ・ω・) だってカードないんだから使えないでしょ!

 

 

カードが届かないから使えないですよね?ということをお話ししたところ、Royal Mailのストライキもあってカードが届くまでに時間がかかっているようです、申し訳ありません。Have a nice day!!とのことを言われて電話は終わりました…何だったんだろうかこの電話は。。

 

(勝手に電話してきて勝手に切られるという悲しいオチ)

 

その翌日にはカードが無事に届き、PINも別便で届きました。日本のカードは書留で手渡しになると思いますが、Royal Mailが普通に郵便受けに入れていきましたね。そういえばカードが届く少し前に来たNatWestからのメールにも「そろそろ君の家の玄関に置かれている頃じゃないかな?」ということが書かれていました。郵便として普通に投函、それが英国です。イギリスに来た時のはむなら「郵便で投函するな」と言っていたでしょうが、慣れてしまった今では「あ、当然よね。むしろ面倒なサインがなくてよかった」くらいになりました、成長。

 

というわけで

 

 

(   ・ω・) はむはDebit Cardを手に入れた!

 

 

長くなりましたが、ようやく銀行口座を開く (まだ一円も入っていない) ところまでたどり着きました。一つのことをするにもいくつも落とし穴があるのが困りものですね。

 

ちなみに終わった後に色々他の銀行の情報を見てみると、e-PDFのbillでもOK!(でも原本に限る!)と堂々と書かれているところもあり、やはり銀行によってこの辺りの扱いは大きく異なるようです。e-PDFの原本って何なんだろう…と考えているうちはまだイギリスに慣れていない証拠です。

 

ただ、最初の情報通り日本人にはNatWestは結構厳しかったのかもしれませんね。ただ、Lloydsを最初アプライしようかと思って進めていたところ、年収とか職業とか色々入力するところがあり、これまた厳しいと撤退してきたという経緯もあります。HSBCの方が良かったのかもしれません、今考えてみると。

 

銀行口座を持ちましたが、使用する機会は半年後のmake a bank transferの時でしょうかね、と思うと悲しくなるのですが、少しイギリスに慣れてきたかな、と感じられるカード1枚です。

 

 

さて、長くなりましたので本日はこの辺りで。

 

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(   ・ω・) Happy New Year!!!

 

 

(イギリスにいるので英語で)

 

 

どうも~、はむです(   ・ω・) ノぃょぅ

 

2023年になりました。今年もHamlogをどうぞよろしくお願いいたします。

 

さて、早いものでイギリスに来てから約2か月が経過しました。最初の1か月は家探しやら一家全員何かに罹患 (COVID-19でしょうかね) して体調不良やらで研究にはほぼ関われず…12月になってようやく実験を開始できるようになった、と思ったところでクリスマス休暇です。

 

英国は年始の休みが短い代わりにクリスマス休暇が長いようで、12月中旬頃から多くの研究者・大学院生が休暇に入りラボが閑散としておりました。はむの所属するグループはその後1週間くらい実験をして休暇に入りました。それでも2週間弱の休みがありましたので、日本にいた時の年末年始休みと比較するとかなり長い印象です。

 

年始は明日1月3日から大学も通常モードに戻ってくるようで、仕事を開始する人も多いようです。しかしながら4日午後~5日午前にかけて研究所の計画停電があるため実験できません…ということで開始は5日の午後の予定です。

 

(計画停電があるのは日本の研究室と同じですね)

 

 

さて、今回ははむが留学している都市と研究所の紹介です。

 

はむが留学しているのはExeterという英国南西部Devon州にある都市になります。Exeterというと聞いたことのない方も多いかもしれませんが、距離だけで考えるとロンドンから電車で2時間半程度ですので、意外とロンドンから近い都市です。

 

以前はAberdeen大学 (Scotland) に研究グループがあったようですが、その後現在のExeterに移動してきたようです。Aberdeenだとロンドンからも距離がかなりあり、イギリス到着後の移動はさらに大変だったと予想されます。

 

実際のところは、はむたちがExeterに移動する日に鉄道のストライキがあったため電車が動かず、National Expressで移動しなければなりませんでした。National Expressは"Express"と名前についているので電車かと思いきやバス (Coach) です。

 

電車であれば2時間半だったのですが、Coachの移動となったため所要時間は直行でも約4時間半…、実際はBristol経由の乗換有りの便だったため、さらに時間がかかりました。イギリスではストライキ自体が珍しいものではないため、定期的に電車は止まるようです。幸いな点は事前にストライキの情報が入るため、代わりの手段を準備できるところでしょうか。

 

 

Exeterの街自体は大学を中心とした人口14万人位の都市で、住んでいる人は大学関係者が多い印象です。また、高齢者も比較的多いようです。治安は非常に良く、事件的なものはほぼ聞きませんし、街中を歩いていても危険と感じることはほぼありません。

 

はむが留学しているのはそのExeterにあるUniversity of Exeter (エクセター大学) の研究所となります。研究所所属ではありますが、受け入れは大学ですので、事務的なやり取りは大学側と行いましたし、Sponsorship (ビザを取るときに重要となる受け入れ元) の書類は大学が発行してくれました。

 

 

Exeter大学は坂の上 (山とまではいかないけれどもかなりの登り坂) に広い土地を有する大学で、大学敷地入り口から研究所まで歩いて10分以上かかります。より遠い建物の場合はもっと時間がかかります。BRP card collectionのために訪れた建物は結構歩きました。現在はようやく建物の名前や位置関係を少しずつ覚えてきましたが、最初は一つ一つ探すのも大変でした。はむの研究所はGeoffrey Pope Buildingという建物の一角にあります。

 

 

はむが所属しているのはMRC Centre for Medical Mycologyという、名前の通り医真菌の研究所です。大学附属ですので数多くの大学院生も所属しています。PhD学生が多いですが、MRes (修士:Master of Research) の学生も所属しており、学生の入れ替わりは結構あるようです。HPにスタッフからポスドク、大学院生などの写真と紹介文が全員分あるのですが、この辺りの更新も比較的速やかにされているところがすごいですね。

 

(因みに研究所に日本人ははむ一人ですので、調べればわかってしまいますね)

 

 

MRC Centre for Medical Mycologyは非常に大きな研究所ですので、2か月が経過した今でも、所属する研究者の名前と顔が全然まだ一致しておりません。週1回、研究所全体での研究報告会 (2名のポスドク or PhD大学院生が研究内容を発表し、質疑応答を行う) がありますが、まだまだ全体をフォローしきれません。

 

2023年の予定表が昨年末に配布されましたが、はむの発表はなんと7月です!それまでの間は各研究者・PhD大学院生とMRes学生の発表が詰まっており、順番がなかなか回ってきません。それに加えてPIや教授が何人も所属しているので、相当に大きな研究所になります。

 

クリスマスパーティの時に研究所メンバー全体での写真撮影があったのですが、人が非常に多く、はむの顔が半分くらい隠れてしまっていました。多分その時でも全員参加ではなかったのではなかろうかと思います。

 

この規模の研究所に所属したのは初めてですので、自分の研究ももちろんですが、他の研究グループとも交流して、色々情報を聞いていきたいと思います。実際、週1回の研究報告会も非常に面白いですし、それ以外にも複数の研究発表会があります。それぞれに参加していると最新の研究に触れることができて非常に楽しい時間です。

 

英語についてはまだまだ慣れないところが多いですが、少しずつ色々話せるようになったら良いですね。まだまだ先は長いですが一歩一歩頑張っていきたいと思います。

 

 

 

さて、本日はこの辺で。

 

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(   ・ω・) はむ in the UK!!!

 

 

(とうとう来たぞ)

 

 

どうも~、はむです(   ・ω・) ノぃょぅ

 

前回はVisa取得までの話を書きました。だいぶ時間が空いてしまっておりますが、渡英準備が色々と忙しく、11月上旬に渡英してからも色々と忙しく…

 

 

空港でベビーカーが見つからなくなってさまよったり

 

 

契約したはずの物件が入居前に断られたり

 

 

BRP card?ないよと言われたり

 

 

色々あったけどはむは生きています ( ´・ω・)

 

(ちなみに全て無事に何とかなったので今は落ち着いていられる)

 

11月に渡英したにもかかわらず、11月末まで家を借りることができず、なかなか落ち着きませんでしたが、ようやく少し落ち着きblog書く時間ができました。

 

と言ってもまだまだ色々準備しなければならないことがあり余裕はない状態ではありますが。。

 

ということで (どういうことで?) 今回はまず、渡英後の物件探しについて書いていきたいと思います。

 

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現在、英国での物件探しは、RightmoveZooplaなどのサイトで検索するのが基本です。RightmoveやZooplaは日本でいうHome'sやat homeなどの賃貸物件検索サイトと同じようなイメージですが、個々のletting agencyが自社の物件 (landlordから依頼のあった物件と思います) を出している集合体のような感じです。

 

それぞれのサイトを見て、気になる物件に問い合わせをすると、それぞれのletting agencyが対応してくれる仕組みになっています。

 

 

 

いずれのサイトも、探したい場所 (地域)、部屋数、一ヶ月の家賃の範囲などなど様々な条件を入れて検索すると一覧が出てきます。Map表示もできるので、周辺の店やcity centreからの距離なども含めて確認することもできます (時々場所が間違っています)

 

大半の物件はRightmoveにもZooplaにも載っていますが、一部の物件はどちらかにしか載っていません。そのため、一応両方見た方が良いですが、周りのイギリスの方に聞いても基本はRightmoveを使っている人が多いようです。また、時々ghostのようにかなり前に出された物件が残っていたりしますが消し忘れだと思います。本当に残っているなら手を出さない方が無難でしょう。

 

細かい条件は色々ありますが、ポイントになるのは、部屋数と家賃家具付きかどうかflat/apartmentかhouseかというところです。

 

はむの場合ははむ、妻、子ども2人なので部屋数は2〜3の範囲、家賃は相場を見て一定の範囲内で検索しました (家賃はよっぽどの物件でなければある一定の範囲に収まる印象です:2 bedroomsなら£900 - 1,200、3 bedroomsなら£1,000 - 1,400程度)。

 

家具付きかどうか (Furnished / Part furnished or Unfurnished) という点は結構重要です。英国の物件で都市部 (ロンドンなど) の場合は家具付きのものも多いようですが、はむのいるExeterの場合は大半の物件が家具なしです。

 

家具なしの場合でも洗濯機・冷蔵庫 (と場合によっては食洗機) は付いていることが多いですが、2件目にviewingをしたapartmentは洗濯機・冷蔵庫もありませんでした。この辺りはviewingの時の重要確認事項です。

 

物件タイプは都市部の場合、flat / apartmentタイプが多いかもしれませんが、Exeterはhouseタイプが非常に多いです。Houseタイプと言っても多くはterraced houseと呼ばれる、複数のhouseが連なった英国伝統的なhouseの形式です。いわゆる一軒家は多くありません。

 

気になる物件を見たらすぐに問い合わせをした方が良いようです。英国全体的に空き物件は少ないようですが、はむのいるExeterは非常に回転がよく、早い物件は数日でlet agreed (借り手が見つかり契約済) までいきます。また、新型コロナウイルス感染症後の影響でロンドンなどから引っ越した方も多いようで、全体として家賃は上がっております。

 

一件目の物件は渡英ちょっと前、日本にいる時から交渉を始めてみました。

 

(   ・ω・) はむです。日本から家族で行きます。あなたの物件に興味があります、と。

 

(   ・ω・) お、すぐに返信が来たぞ。

 

 

(   ・ω・) Reference?イギリスに住んでいる訳ではないのでありません…と。

 

 

 

(   ・ω・) めっちゃスラングで返事が来た…

 

 

(   ・ω・) (全然何言っているかわからないな)

 

(   ・ω・) 怒っているようにも見えるので、ひとまず謝っておこう。

 

 

(これが大いなる勘違い)

 

 

(   ・ω・) 寝て起きたらすごい連絡来ているんだけど、何故…??

 

 

(   ・ω・) そうか、貸してようとしていたのか!!

 

 

(   ・ω・) それならそう書いて!(ごめんなさいありがとうございます)

 

 

ということで、一件目にして非常にスムーズに交渉でき、渡英後にviewingする予約を取り付け、いざイギリスへ。

 

(   ・ω・) 今日の午後これからviewingだな。

 

(   ・ω・) おや、何か連絡が来たぞ。

 

 

(   ・ω・) えっ!!?借り手が見つかったから取り下げ??

 

(そしてこれも大いなる罠)

 

仕方ないので大家さんにメールで連絡…これも日本から来るので時間がかかってしまったためか…と思い諦めモードに。

 

 

(   x ω x) 取り下げという連絡が来たので、本日午後のviewingはキャンセルいたします。。

 

 

・・・

 

 

(   ・ω・) なんか急に電話が来たぞ

 

 

(   ・ω・) Hello, I'm Ham!!

 

(渾身の英語力で対応)

 

 

電話は大家さんからで、取り下げにした理由はあまりにも多くの問い合わせが来て困ったから、とのことでした。実際は我々が借り手の第一候補であったようで、viewingは予定通りに行うことに。

 

(   ・ω・) それならそう書いて! Part2!

 

 

予定通り午後にviewingを行い、その場で借りるかどうかを聞かれたため即答でYes!

大家さんもこちらを気に入ってくれたようで、ほぼ契約成立、あとはreferenceを行うのみ、というところになりました。

 

ところが…

 

(   ・ω・) またなんか急に電話が来たぞ

 

(   ・ω・) Hello, I'm Ham!!

 

(精一杯の英語力がこれか)

 

・・・

 

 

(   ・ω・) えっ!!? 借りられなくなった!!??

 

 

詳細は大家さんの個人的事情が入るので記載できませんが、誰に聞いてもそれはかなり特殊なケースということで急に取り下げになってしまいました。

 

 

(   x ω x) また一から家探しですわ…

 

 

その後、日本にいる時に問い合わせた別のletting agencyに連絡してみたところ、先方もこちらのことを覚えてくれていたようで、「こんな物件あるけどどう?」的な連絡をくれました。色々聞いてみるものですね、意外なものです。

 

連絡通りにviewingに行った2件目は良い物件だったのですが、大家さん側に断られてしまいました。Apartment typeの1st floor (ground floorではなく) ということで子連れの場合騒音が気になったのかもしれませんね。

 

その後紹介された3件目はいわゆるterraced houseでこちらのかなり典型的な物件。

値段は平均的、大学・子どもの小学校からはちょっと距離があったのですが、他にあまり良い候補もないので借りる手続きに移りました。

 

こちらの物件で障壁となったのはReference家賃の支払い

 

Referenceはその人が物件を借りるにあたって信用のある人物かどうか、第三者的に判断するものです。大家さんやletting agencyとは異なる第三者機関が介在することが多いようです。実際はむが借りようとした物件2件でreferenceを受けましたが、いずれも第三者機関でした。

 

Referenceには大きくincome (収入) landlord (大家) のreferenceがあります。どちらもイギリス内での賃貸のルールなので、日本から行くと色々戸惑います。

 

Incomeの方はそのもので、その人がどのくらいの収入を得ているのか、どこの機関に所属しているのかなどについて所属機関の担当者に連絡が行き、確認されます。さらには銀行に照会して本当にその給与が振り込まれているのかを確認する or 銀行での取引明細書を出すことを要求されることもあります。

 

Landlordのreferenceは、移動前の大家さんに連絡が行き、その人がしっかり家賃を払っていたか、支払いの滞納がないか、部屋はきれいに使っていたかなどについて確認されます。Landlordかletting agencyの対応になるようですので、はむの場合は日本の不動産会社に予め連絡をしておいて対応してもらいました (英語に対応してくれる方で良かった…)。

 

確認メールがどのように処理されているのかはわかりませんが、無事に通ったので普通に記載してもらえればよいのだと思います。いずれも担当者には予め連絡をしておくのがベターでしょうね。

 

次の問題は家賃の支払い。

 

日本であれば銀行振込、銀行口座からの引き落としなどの手段をとれると思いますが、イギリスに行ったばかりの時は銀行口座がありません (銀行口座を作るのにもかなり手間取ったのですが、それはまた後日の話)。

 

Wiseの口座を作っていったのですが、肝心の送金手続きについて国内で処理しなかった (最初の送金時にマイナンバーカードでの認証が必要なようです) ことと、銀行での海外送金手続きを取らなかった (こちらもマイナンバーカードでの認証が必要) ことでかなり困難な状況になりました。

 

デビットカードで支払いができるletting agencyもあるようですが、はむのところは銀行送金

 (make a bank transfer) で、とのこと。

 

さらには日本から行っているので、referenceは通っているものの信用が低いため、6か月分の家賃を前払いということでした (これは結構あることのようで、最初にletting agencyからも多分そうなるだろうと言われていました)。

 

6か月分の家賃 + deposit (日本でいう敷金のようなもので、預けておいて最後退去する時に部屋の修繕代が引かれて戻ってくるシステムらしい) を銀行で送金する。クレジットカードも使えません。

 

 

(   ・ω・) あかん、完全に詰んだ

 

 

家族で相談した結果、定期的に現金をATMで引き出して、現金を銀行に持っていってbank transferする方法を取ることに。

 

しかしながら一日に一枚のカードで引き出せる額が決まっているので毎日少しずつ引き出して、一気にbank transfer。Bank transferの時も予め銀行に行って「ここにこの額振り込めますか? (結構大金)」 と確認したうえで手続きしました。

 

こちらの銀行は日によって & 担当者によっていうことが言うことが異なると聞きますので、この額振り込めますか? → OK! → 戻ってすぐ来ます! (I'll be back!!) と確認してその日に手続きしました。

 

そこまでしても、戻ってきた時に対応した人が違う人で、「この額は振込できないねー」と言われ、直前に対応してくれた隣の人が「さっき大丈夫だって言った人でしょ!」と説明するような対応でした。諦めずに説明しましょう (そして同じ人に当たるように祈りましょう)

 

そして何とか支払いをして、十数枚あるtenancy agreementを読んだ上でサインをし、入居可能日まで待ち (Rightmoveに書かれていた入居可能日には不可で、前の住人が出て行った後にpaintingとかあるので~と言われ11月末に)、鍵をもらって入居です。

 

イギリスでは前の人の引っ越しが滞ることもあるようで、その場合は鍵が期日にもらえないということもあるようです。今回は前の住人が少し早く引っ越していたのでその点は問題なかったですが、当日鍵をもらうまではドキドキです。

 

入居後はInventory Reportにサインをする必要があります。こちらはオンラインでできるのですが、入居前にチェックされたreportを確認し、不備がないかチェックしていきます。具体的には玄関~リビング・ダイニング・キッチン~ベッドルーム~バスルームの全てについて記載・写真撮影されたものを確認し、追加事項があれば写真撮影して記載します。

 

実際9割方は問題なく記載されているのですが、時々漏れています。後々何か言われるのも良くないので、細かい点でも必要なものについては写真撮影して記載しておくのが良いと思います。ただ、どの程度がageingでどの程度からが傷がついていると判断するかは難しいです。例えばドアノブとかはほぼ正常とは言い難いですが、working wellと判断されていたりします。古い住居が多いので、この辺りは仕方ないところなのでしょう。

 

Inventory Reportが終わると無事入居 (終わる前から入居自体はしていますが、ここまでがmove inに必要な過程) となります。長いですね。。

 

入居後は色々ありますが、銀行口座作りや学校探し、その他諸々の手続きです。

 

さて、長くなりましたので本日はこの辺りで。

 

 

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