新NISAが始まって、株式投資をはじめた方も増えてきていますね。
投資を始めるとき、リスク回避のため分散投資が大事 といわれますが、分散投資って意外と難しいですよね。
一般的に分散投資に良い比率は、
日本株 1/4 日本債券 1/4 外国株1/4
外国債券 1/4
が理想とされています。
外国債券への投資は、資産を増やすための一つの方法ですが、日本人にとっては特有の注意点があります。この記事では、わかりやすく外国債券投資のポイントを解説します。
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🌍 外国債券ってなに?
外国債券とは、海外の国や企業が発行する「お金を借りるための証書」です。投資家はその証書を買うことで、決められた期間に利子を受け取り、満期になると元本が返ってきます。
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⚠️ 日本人が外国債券を買うときの注意点
1. 為替リスク
外国債券は外国の通貨で取引されます。そのため、円と外国通貨の交換レート(為替)が変動すると、受け取るお金の価値も変わります。例えば、円高になると、外国通貨での利子や元本を円に換えたときの金額が少なくなってしまうことがあります。
2. 為替ヘッジのコスト
為替リスクを避けるために「為替ヘッジ有」を選択するという方法があります。これは、為替の変動による損失を防ぐ仕組みですが、追加の費用がかかります。特に、外国の金利が高い場合、この費用も高くなり、結果として投資の利益が減ってしまうことがあります。
3. 金利差の影響
日本は金利が低く、外国は金利が高いことが多いです。この金利差が、為替ヘッジの費用を高くする原因になります。そのため、為替リスクを避けても、ヘッジの費用で利益が減ってしまう可能性があります。
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1. 為替ヘッジの有無を考える:為替リスクを取るか、ヘッジの費用を払うかを検討しましょう。
2. 信用度の高い債券を選ぶ:信頼できる国や企業の債券を選ぶことで、リスクを減らせます。
3. 分散投資を心がける:外国債券だけでなく、国内外の株式や他の資産と組み合わせて、リスクを分散しましょう。
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🔄 他の投資先も考えてみよう
外国債券の代わりに、以下のような投資先も検討できます
• グローバル株式ETF:世界中の株式に分散投資できます。
• マルチアセットファンド:株式、債券、不動産など、複数の資産に投資してリスクを分散します。
• 国内外のREIT(不動産投資信託):不動産市場に投資することで、異なるリスクとリターンを得られます。
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外国債券への投資は魅力的ですが、為替や金利の影響を受けやすい点に注意が必要です。自分のリスク許容度や投資目的に合わせて、慎重に検討しましょう。