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2025年度に入り iDeCoの5年ルールが10年ルールに変更されたこと知っていますか?
iDeCoは節税効果があり、老後資金として運用されている方も多いです。
ですが、受け取りには金額に応じて税金がかかります。老後資金には公的年金 退職金 iDeCo を利用が考えられますが、退職金とiDeCoの受け取り方で受け取れる金額が大きく変わってきます。
ここではiDeCoの受け取りルールの変更点や、60代・65歳以降での受け取り方と老後資金への影響を、わかりやすくまとめてみました!
◆ iDeCoの「5年ルール」って何だったの?
iDeCoは、原則60歳以降に受け取ることができます。退職金とiDeCoの受け取り時期が5年似以内に重複すると、その金額に応じて控除枠が減ってしまうんです。しかし退職金を受け取り、その後5年以上経ってDeCoを受け取るとiDeCoの控除額が満額適用されます。
◆ それが「10年ルール」に変更
退職金を受け取ったあと、10年経たないとiDeCoの一時金は「別枠」として扱えなくなる
→ 合算して控除枠を計算される可能性が高まる
つまり、「5年空ければセーフだったのが、10年空けないと控除額を満額使えない」ということです。
◆ 受け取り方で老後資金が変わる?
iDeCoの受け取り方には、一時金 または 年金 受け取りができます。場合によっては両方の受け取り方も活用できます。
iDeCoを60歳で受け取る場合
① 一時金で一括受け取り
→ 退職所得控除が使える
→ 会社の退職金と時期がかぶると控除枠が減る可能性あり
→ 計画的に退職金と時期をずらすと節税効果が大きい
【例】
60歳で会社を退職し、1,500万円の退職金を受け取り
→ iDeCoも60歳で一括受け取ると、退職所得控除枠を超えるかも
→ 70歳まで受け取りを遅らせれば控除枠が復活して、節税に!
② 年金形式で分割受け取り
→ 公的年金等控除が使える(年間60万までの年金は非課税)
→ 年収が低いシニア世帯では有利になりやすい
→ 数年にわたって定期的に受け取れるので、家計管理もしやすい
【例】
65歳から毎年80万円ずつ10年間受け取る
→ 年金とあわせても課税されにくく、トータルで控除額の範囲内に収まるケースも多い
*また、65歳で退職金、70歳でiDeCoを一括受け取りした場合、退職金は退職控除額満額が適用されますが、iDeCoの控除額は 減ってしまいます。
退職金の受け取りとiDeCoを受け取りを10年開以上開けることで、両方とも満額控除額を受けられることができます。
◆ 今から考えておくべきこと
- 退職金とのバッティングを避ける(できれば10年空けて)
- 年金形式で少しずつ受け取る選択肢も視野に
- ご主人の退職時期や受け取り方もセットで考える
今は「60歳になったらすぐ受け取ればいい」と思っている人が多いかもしれませんが、税金のルールは変わっていくもの。
その時の自分たちの収入・退職金・年金などをふまえて、柔軟に受け取り方を選べるよう準備しておくことが、これからの時代の賢い選択肢です。
◆ 最後に:老後資金のために「受け取りシミュレーション」してみよう
もし今40代なら、イデコの積立はあと20年近く続けられます。
月23,000円ずつ積み立てて、年利3%で運用できたとすると…
約20年後には 約700万円以上 になる可能性も。
受け取り方には何パターンもあり、受け取り方の選択によって100万円以上の節税になることもあります。
今のうちから夫婦で話し合ったり、信頼できるファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめです。
「将来の自分に、後悔させない選択を」
日々の子育てと家事に追われる毎日ですが、老後の安心も少しずつ積み重ねていきましょう!
