妹は、明るく友達も多かった。


しかし高校生頃から鬱病を患い、朝起きれなくなり

学校に行けず、中退してしまった。



精神病院も何箇所か行っていたようだったが、

鬱病、躁鬱、境界線人格障害、など病院によって診断が違った。



生前、私に、


『誰かに思考を覗かれている気がする』


『みんなが私を見ているような気がする』


といったことを話してくれていたが、今思うと統合失調症の可能性も考えられる。



そもそも、精神疾患になってしまうはっきりとした原因は特定できなかったが

両親の離婚が大きく影響していたように思う。



私たちの両親は、私たちが小学生の頃に離婚し、父とは疎遠になった。


妹は父親ととても仲が良かったので寂しい思いをしていたのかもしれない。


私はあまり父と仲が良くなかったし、離婚してせいせいしたとすら思っていたので

その妹に気持ちに気がつくことができなかったし、言いづらかったんだろう。

気がつかなくて本当にごめんね。



妹は高校卒業後、調子が良ければアルバイトをしていたが、定職には就かず、

オーバードーズなどで自殺未遂を繰り返すようになり、精神科の入退院を繰り返していた。



私は妹と救急車に乗ったこともあるが、一人暮らしをしていたこともあり、ほとんど母親に任せきりだった。

母も自殺未遂を繰り返す妹に、辟易していた。



どうしてそんなに死にたいの?

その時は深く考えられず、妹のことを不思議に思っていた。



妹が自殺をしたのは、そんな妹と母と私の3人が、日当たりの良い広い部屋に引っ越しをした直後だった。

一番日当たりの良い部屋を妹に用意したが、その部屋はほとんど妹は使わずに行ってしまった。



最後に会話したのは『お姉ちゃん、いらない服あったらちょうだい』だった。


あげた服を着ることなく数日後に、天国に行ってしまった。



なんで行くって決めていたのに、服が欲しかったの?

いつか教えてほしいな。