2008年12月 朝ご飯！！

やっと清清しい朝が来て、術側の手を動かしていると

Ｋ先生が様子を見に来てくれた。

すぐにでも自分の病室に戻れるからと説明してくれた。

手術の翌日はもともとＫ先生のお休みの日だったのに

申し訳なくて何度もお礼を言った。

そしてついに朝ご飯の時間が！！≧(´▽｀)≦

手術の説明のときにＫ先生に

「手術の翌朝から食事も出来ますからね

　・・・・・・・・・・まあ食べられればだけどねヾ( ´ー｀)」

と言われていたので絶対に全部食べると決めていた！！

術側の腕が上がりにくかろうと、姿勢が保てなかろうと

トレイを引っ張ってガツガツ！！

ロールパンおーいしー！！(≧▽≦)

あっという間に完食。

その後看護師さんに採血をしてもらうことに。

左手に点滴をしてたので、迷わず術側の右腕に針を・・・・

手術前にも手術した側の腕で採血や血圧は

測らないようにと言われていたので

「あの手術した側の腕で採血していいんですか？」

「あっそっか！！」

あっそっか！！って！！！(´Д｀；)

「じゃあ点滴終わってしばらくしたら左腕で採血しましょう♪」

「はい・・・・・・お願いします」

それから胸の下辺りのドレーン（浸出液を排出するためのチューブ）以外

全部の管や胸帯をとって、身体を拭いてパジャマに着替えさせてもらった。

少し痛みはあったけど浸出液をためるポシェットを首から下げて

看護師さんにお礼を言ってヒョコヒョコと自分の病室に戻った。

2008年12月 長い夜・・・・・・

手術後たくさん寝た！と思って目が覚めたらまだ16時・・・・・(´・ω・`)

でもやっと頭がハッキリしてきて自分にいろいろ管が

付いてるのにやっと気がついた。

あと身動きができなくて血栓ができないように足を

スッポリと包んでマッサージしてくれる機械が付いていた。

あとは手術したところを胸帯できつく押さえてるのが少し苦しいのと

身体を動かさなければ痛みもなかった。

動けないからどうしようもないんだけど周りを見渡しても

私物もテレビもなくて、あるのは目の前の壁にある時計だけ。

もう随分時間経ったかなと思って見ても5分しか経ってなかったりで

時間が全然進まない・・・・・・・ヽ(;´Д｀)ノ

両隣にも患者さんがいるみたいだけどとても静かで

たまに看護師さんが通るくらい。

それでもなんとなく過ごしていたら少し胸が痛んで来て

看護師さんに痛み止めを入れてもらった。

それから2時間くらいして待ちに待った姉と母が来てくれた！！≧(´▽｀)≦

「どう？大丈夫？」

「痛み止め入れてもらったし、身動きしなければ大丈夫！」

といろいろと話し、自分の病室からiPodなど私物を持ってきてもらった。

面会時間もそろそろになって家族にお礼を言って

また長い時間がやって来た。

音楽を聴きながら時計を見て、明日の朝まであと何時間と数えるくり返しで

やっとウトウトして時計を見てもまだ10分しか経ってない・・・・

早く朝になって！！！！！(´Д｀；)

そんな何回見回りに来ても寝てないわたしを看護師さんが

心配してくれてもう少し眠れるようにと点滴を入れてくれた。

これでまたウトウトを繰り返せるようになって何とか朝にたどり着けた・・・・・・

2008年12月 手術終了！！

「・・・ハムカツさん、ハムカツさん手術終わりましたよー」

というＫ先生の声で目が覚めた。

あれ？と思った瞬間喉にチューブが入っててゴホホ。

抜いてもらってそうか手術してたんだと思い出した。

それからあっという間に自分の病室のフロアの

ナースステーション横の病室へ。

ガラガラと移動中、家族の顔がちらほら見えて声をかけてくれたけど

疲れているだろうからと遠慮してくれたみたいだった。

特に痛みもなくて、手術時間は２時間かからないくらいだった。

家族にＫ先生から説明された手術の内容を聞くと

リンパに転移はなかったそうだ。

そのときはなんだか頭が働かなくてボーっとしたままで

家族も「休みなさい、また夕方に来るから」と帰って行った。

そのまましばらくグッスリと眠った。