「今日は早く寝なさいね。
最近やせた気がするよ。肌も大切にしないとね。」
自分でも意識しなかった、小さな変化に
気づいてくれる人がいる。
「自分のペースで歩いていいよ。」
へろへろになって、よろけた手を
しっかりとつかんで支えてくれる人がいる。
「大丈夫だよ」と笑ったそばから、
背負った荷物を持ち上げてくれる人がいる。
「それでいいのよ」と
微笑みかけてくれる人がいる。
そんなあたたかさに触れて、
私もその人たちのことを一生懸命想って。
そうしてふと見上げた星空が、
とてつもなくキレイで、
私はこっそり一人で泣きました。
しあわせだなあって思って。
前を向いて生きることが、素晴らしいことだと思えて。
なんだかわからないけど、
空と大地と・・・この地球に
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
日常の中で背負ってしまう、重い空気や
感情の渦や
乾いたまぶた。
そんなものに襲われて、目を閉じそうになることもあるけど、
この気持ちと、
私が見た光と、
目頭にツンとこみあげた涙の温度を
忘れないようにしたい。