機械の声で話しかけられました。
「これから貴方が歩む近い未来は
機械による発展が目まぐるしくあり
便利な生活を手に入れることができるでしょう。
しかし僅か100年先を見据えると
それらの生活は全て白紙に戻ったようになり
全てが無くなることでしょう」
機械の声に合わせて自分の両側を
新幹線、コンピュータ
大型ドローンが列になって重たいダンボールを運んでいる映像が流れ
やがて何もない空間になりました。
私はあっという間に滅びたんだなあと
目を伏せて眠ってしまいました。
「ねえねえ」
って声をかけられて起きると
自分と同じサイズの二足歩行の灰色縞の猫
まさに猫の恩返しのような風貌でした。
どうやら飲食店だったようで
忙しさの流れで私も手伝いました。
と言っても何すればいいかわからず
他の店員も統一感がまるでありません。
聞くところによると
元は人間だった人や迷い猫がここに来て
みんなで切り盛りしているらしいのです。
飼い主と喧嘩してしまったかもしれず
家に帰れない。いっそ別の猫になったら
自分のことを受け入れてくれるのでは?
と悩んでいた猫や
明日も嫌な仕事がある
でももう帰らなきゃ、待ってる人がいるよ
と帰ってしまう人間もいた
私は一生ここにいたいと伝えましたが
結果はダメで
でもまたおいで、と声をかけてくれました。
飲食店の外に出ると目が覚めました。