障害としては、小学校に入る頃は
中度精神発達遅滞…意思の疎通も
ちゃんと出来ていうのかが分かりませんでした
中学に上がる頃には、軽度の精神発達遅滞となり
こだわりは薄く、コミニュケーションも
生活の会話で困る事はほとんどなく
場面対応も上手になりました
息子が水泳を始めたのは小学4年生
コーチとマンツーマンの障害者クラス
6年生くらいになるとスムーズに泳げるようになり
中学生になると大会への出場の打診
でもね、息子は頑なに拒否

中学生になった昨年の夏、知り合った方から
スペシャルオリンピックス(SO)を紹介され
体験に行って見ることに。
プールに行くと思春期もあって
恥ずかしそうにしたりしてましたが
そこで親が躊躇うと
息子もちょっと引いたりするので
押せ押せで泳がせてみました。
そしたら、息子から
「また、ここに来る?」
「次、いつ来る?」
あぁ〜気にいった様子
その様子からかSOの方から夏季大会のお誘い
息子に聞いてみると
「出る‼︎」
えぇ〜っとぉ、この前まで大会ってだけで
拒否だったのですが?出るんですか⁇
「出る‼︎」
そうです…

SOでは、一定期間以上の練習に参加していないと
大会等に出るにはオープン参加となるそうで
カテゴリー(年齢や申告タイムからカテゴリーが
分けられます)も、通常はされるのですが
急遽、参加となったので
青年の方と一緒でした。
当日、初めての大会
初めての会場
親も子の勝手が分からず
プチパニック

それでも、なんとかコーチやボランティアの方に
声を掛けて貰いながら
競技が始まりました
参加は50m自由形と25m背泳ぎ
結果から言うと
一緒に泳いだ中ではぶっち切りでトップ

タイムで見ても、どちらも上位3位に入る成績で
応援に行ってた家族の私や旦那はビックリ

息子を知ってる方からは
「これからが楽しみだね〜
」と

SOのコーチの方々からも
「これから一緒に頑張って行こう!」と
声を掛けていただき
とてもとても幸せな気持ちになり
正直、泣きそうでした

障がい者のあるお子さんを育てていると
先が見えないトンネルの中にいるようで
だからって、障がいは10人いれば10通り
そう簡単に相談ができないことも多く
また情報も少なかったり
そんな中で必死に療育に走り回って
就学となれば教育委員会とやり合い
学校に入れば担任と懇談の繰り返し
息子は支援学級ですが小学校の間は
毎年、担任が替わっていたので
ちょっと大変でした
そんなこんな、あっての今だから
輝ける場所があることが嬉しかったし
息子が踏み出した一歩が
自信に繋がる
大きな一歩になって
新しい世界が広がったことが
本当に嬉しかったです

後編は、今年に入ってからの話を…