こんにちは

ショコラです。

 

まずは悲しいご報告から

 

 

この記事で紹介した[FIV持ちのテトちゃん]が7月中旬に亡くなりました。

 

その時の出来事が、誰かの役に立ったらいいと思ったのでシェアします。

 

 

 

おさらいとして、

 

 

テトちゃん

 

ガリガリのボロボロ状態で作業小屋(実家は農家です)のダンボールの中で行き倒れていたオス猫。立派なタマタマがあり、頬の皮も厚くザ・オスネコ感がすごかったので、

 

元気になったら出ていくでしょ!

 

と様子を見ていましたが、父とラブラブになり住み着いてしまった外猫です。

 

 

 

FIVの影響か、口内炎が酷く歯茎が盛り上がって出血するほど。

 

病院にもかかり、獣医と相談しましたがお口の処置は大がかりになるためFIV持ちの猫にはオススメしませんとのこと。

 

実家の両親の意見も「無理に治療せずゆっくり余生を送らせてやりたい」だったので、風邪薬を飲みながら対症療法で2.3年過ごしてました。(常に猫風邪で鼻がぐじゅぐじゅ)

 

 

 

 

 

今年の6月、暑くなり始めた頃、テトちゃんが帰ってこない日が増え始めました。

いつも農作業小屋にいたので、姿が見えないなんてことはなかったのに。

 

春頃から急激に痩せ始めて「なんかよくない兆候だよね」って話てた矢先の、失踪。

 

これは死期が近いかもしれない

 

そう感じたので、帰ってこない日は探しに行ってました。

 

 

 

むかしから

 

猫は死期が近くなると姿を消して、誰にも見られないところで死ぬ

 

とかなんとか言われてますが、

 

 

その真相は、

 

しんどいからゆっくり出来るとこで体を休めて

回復したらまた帰ってこよう

 

で、帰れなくなるっていうことです。

 

特にしんどい犬猫は冷たい場所を好むようになるので、

暗くてひんやりした場所に隠れようと移動します。

 

 

 

 

テトちゃんがいなくなったときも

溝の奥の方に隠れてました。

 

 

ある時は豪雨で水浸しになっても出てこようとしないので、父とハラハラしながら様子を見守ったこともありました。

 

 

 

そして亡くなる3日前

24時間姿を消したことのないテトちゃんが

1日経っても帰ってきません。

 

その前日、隣の家の縁の下に険しい顔して横たわっているのを見つけていたので、「もう無理に連れ帰らないから、好きな場所にいていいよ」と声をかけて見守っていたんです。

 

それにどこにいるか分かっているので、1日経っても戻らなければお迎えにいけると思ってました。

 

 

 

最後にテトちゃんの姿を見た日から3日間探し続けました。

 

草むら、溝、空き家、作業小屋

猫が行きそうなとこを検索しては、手当たり次第に探しました。

 

もちろんテトちゃんがいた縁の下のお家の方に了承を取って敷地内も探させてもらいました。

 

それでもテトちゃんは見つけられませんでした。

 

 

 

もうガリガリだったし、ごはんもほとんど食べれなくなってたし、もう亡くなっているよね。

テトちゃんがしたいように出来たんだからいいよね。

 

 

そう自分に言い聞かせてましたが、やはり心の奥底ではもう一度会いたいと思ってました。

 

 

 

もう諦めてた3日目、近所の姉の友だちから情報が!

 

ヨボヨボになってる猫が隣の家の縁の下にいたよ

 

それは我が家から2件先のお家

 

 

 

急いで確認しに行くと、

 

今朝みたら亡くなってたので埋葬してあげたとこ!

野良猫だと思ったから確認とらなかったけど、

〇〇さんちにも声かけてみたらよかったなぁ〜!

 

そう近所の方が丁寧に教えてくださいました。

 

亡くなったこと、生きてるうちにもう一度会えなかったことは残念ですが、

やっとテトちゃんの居場所を知ることが出来てホッとしました。

 

 

 

 

 

わたしは小さい頃から猫を飼ってきて

野良猫の生態を知ってると思ってたこと、

 

また動物看護師として働いてた経験から

だいだい猫のいる場所はわかる自信がありました。

 

実際テトちゃんがいた辺りも何度も探しに行ってました。

でも見つけられませんでした。

 

それが人とのつながりで

あっという間にテトちゃんにたどり着けた経験から

 

ひとりで頑張るにも限界がある

人を頼って、人の力を借りてみよう

 

そう思えました。

 

 

 

今回の経験はテトちゃんからの最後の贈り物です。

なんでも一人で解決しようとしなくてもいいんだ、と教えてくれました。

 

 

 

なので可愛がってた猫ちゃんがいなくなった人は

猫がいそうな場所を探すのもいいですが、

 

こんな猫、見なかった?

 

そう近所の方に声をかけてみてください。

隣の家だけじゃなく、2-3件先まで声をかけてみてください。

 

そうすると意外なヒントがみつかるかもしれません。

人とのつながりって信じられないパワーを発揮することがあります。

 

 

 

 

あと、

 

①首輪をすることもオススメします!(テトちゃんは何度も外すし、ヨボヨボで出ていかないと思ってしてませんでした。判断ミスです。)

 

わたしが動物病院で働いてたときも、

首輪に飼い主さんの名前と電話番号がある子は

無事にお家に帰れてましたよ!

 

 

②SNSで発信する

 

近所の姉の友だちが声かけてくれたのは、SNSを発信してたからでした。

 

 

この辺も合わせてやってみるといいと思います。

 

大切な猫ちゃんがいなくなってこの記事を読んでる方がいらっしゃいましたら、無事に再会できることを祈ってます!