ホーフブルク宮殿の近くにあるデメルにやってきたよ
昼頃だからやっぱり混んでる…
ほんとは朝来たかったんだけどコロナの影響なのか前より開店時間遅くなっちゃったんでカフェモーツァルトと順番入れ替えたんだよね…
仕方がないので並ぶけど
ここもケーキ色々あるよー
ここも有名なのはザッハトルテなんだけど
カフェザッハーで説明を後回しにした部分なんだけどザッハトルテを作ったフランツさんはそれで財を成してその息子はホテルザッハーを開業して成功するんだけどその奥さんのアンナさんの経営手腕によるところが大きかったらしい
んでその奥さんのアンナさんが亡くなって更には世界恐慌真っ只中という状況になって2人の息子(フランツさんの孫)の時代にはホテルザッハーは財政難に陥るんだけどその時救いの手を差しのべてくれたのが王室御用達店のここデメルの経営者アンナさん(フランツさんの息子と孫も両方エドゥアルドなので同じ名前が続いてちょっとややこしい)
この時ホテルザッハーの専売特許であるザッハトルテをここのデメルでも販売してもいいという条件の元資金援助がされたんだけどその時に製造方法も流出したらしい
で2人の死後ザッハ家がデメル家にザッハトルテの名称を使うのを禁じる裁判を起こして7年に及ぶ裁判の結果ザッハ家が勝訴してオリジナルを名乗るのはザッハ側だけどデメルもデメルのザッハトルテとして販売していいってことになったという流れがある
なのでオーストリア継承戦争に合わせて甘い7年戦争とか呼ばれてたりするわけなんだけどとりあえず争ったのが名称だけなので今世界中でザッハトルテ自体は作られてるってことだろうか
オリジナルのレシピはザッハーともしかしたらここデメルだけかもしれないけどレシピってザッハーはともかくデメルは変えてたりするのかな
カフェに辿り着くまでも店内で行列
やはり朝来るのが一番手っ取り早そう…
シュトーレン売ってた
ザッハトルテ持ってる人一瞬脳内に羊の執事が思い浮かんだけど角違うし背中なんか生えてるしドラゴンか龍か何かだろうか?
王室御用達のマークこれだったっけ?って思ったけどなんか種類あるんだっけ
本で読んだけど忘れてしまった
30分近く並んでようやく席に座れた
ここもお上品な感じ
相変わらずシャンデリアも豪華
てなわけでやってきたよー
デメルのザッハトルテ€8.5(約1275円)
細かいところをザッハーのオリジナルザッハトルテと区別してあって向こうはスポンジの周りにアプリコットジャムコーティングするだけだけどこっちのは更に半分にカットして挟んであるとか
上のチョコが向こうは丸でオリジナルザッハトルテって書いてあるけどこっちは三角でエドゥアルドザッハトルテって書いてあるとか間違い探しみたいな違いがある
味も個人的には違うように感じたけど(真ん中にもジャム挟んでるせいか材料が違うからなのかわからないけど)まぁどっちも美味しいよ
そしてアンナデメルカフェ€9.9(約1485円)ってのがあったんで頼んでみたんだけどコーヒーとオレンジリキュールとホイップクリームってほぼマリアテレジアでは?って思ったんだけどコーヒーの種類とかオレンジリキュールの種類が若干違ったりするんだろうか?
あっちはコアントロー指定だったはずだけどお酒あんま詳しくないから柑橘系なのはわかってもこれ入ってるのコアントローか別のやつかまではわからん…
どちらにしろかなりアルコール効いてるので我が家の住人が口にしたら死ぬと思う
出口は出口専用の扉に繋がる階段があってそこは混んでなかった
ザッハーはホテル兼カフェだけどデメルは洋菓子店のカフェだからそこでもまた雰囲気違う気がする