どうも、はむばねです。

Twitterではこないだチラッと書いたのですけども。

思いついたネタの資料用にドイツ文学集を図書館で借りてきたのですが、その日のうちにそのネタがセルフボツになりました。

 

という感じでまぁ概ね無駄足になったわけですが、せっかくなのでいくつか読んでみることにしたのでした。

そして、せっかくなので読んだら感想を書こうと思います。

 

というわけで、今回はカフカの代表作『変身』の感想です。

実は、お恥ずかしながらカフカは初めてで……というか、むしろ外国の文学をまともに読むの自体初めてかもしれませんね。

まぁ、そもそも日本国内の文学にすらほとんど触れてないわけですけども。

 

そんなこんなで、いってみましょう。

まぁ今更私がネタバレどうこういうレベルの作品じゃないと思いますが、というか思いますので、今回ネタバレとか特に気にせず書きます。

ので、一応ご注意を。

 

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面白い面白くない以前に、凄まじく読みづらいな!?

いや、たぶん翻訳の問題だとは思うのですけれど……特に動きを表現してるとことか、目が滑って何回か読み直さないとどうなってんのかわからなかった……。

 

……というのは、ともかくとして。

これはアレ、一家を支える大黒柱的な長男が障害者になっちゃった的なお話を表現してるんですかね?

特にラストの展開が、なんかすげぇそれっぽいなと思いました(小並感)。

これが書かれた頃のドイツでも、介護問題とかあったんでしょうか……?

もしなかったのにこの話が書かれたのだとしたら、大変興味深いですね。

当時は全く別の問題を元に書かれたのに、現代日本の問題を彷彿とさせてしまうとか。

まぁ背景とか全く調べず書いてるので、ズバリ介護問題を示唆していたのかもしれませんし、そもそもなんの問題も示唆なんてしてないのかもしれませんけれど。

 

とまれ、うん、なかなかに面白かったですね。

事象そのものはわけわかんねーわけですけど、逆にいうとそれ以外に関してはよくわかる。

あぁ、こんな事象に遭遇したらそうなるよね……って周りの反応とか。

最初はめっちゃ大騒ぎするんだけど、なんか段々と慣れてく感があるのもある意味リアルですよね。

そして、慣れてくるにつれて異常性とか割とどうでもよくなって、そんなことより生活がやべぇよって感じになってくるところも。

なんつーか、悲劇の登場人物から現実に戻ってくる感あります。

ほんでそうなってくると、「どんなに姿が変わっても家族なんだから!」みたいな綺麗事が消えていって「コイツのせいで……」っていうヘイトだけが溜まっていくという。

この辺の感情の流れは、凄くすんなり納得出来ます。

 

ほんで、グレーゴルさんはグレーゴルさんでどんどん性格が変わっていくというか、人間味を失っていくというか、そういう感じが不気味で面白い。

なんでしょうね、淡々と壊れていく感じといいますか。

本人的には自覚ない感じなんですけども、読者側からすると明らかなんですよね。

しかし最後のアレは、どういう感じなんだろう。

一応、本人的にはあれはあれでハッピーエンドなのだろうか……。

 

うん、なんかこうもっと小難しくて取っ付きづらい感じを想像してたのですが。

思ったよりキャッチーというか、普通にエンターテイメントでしたね。

面白かったです。

 

 

いやー、しかしアレですね。

いわゆる名作文学と呼ばれるやつに対して、いつも通りに感想を書くとなんかすげぇアホっぽい感じになって恥ずかしいな!

いや、しかしこれで良いのだ。

高尚な文学に対しては高尚な感想しか書いてはいけないなんてルールはない。

というか、そもそも文学に高尚もクソもない。

というわけで、私は海外文学だろうが今後もライトノベルと全く同じ方向軸で感想を書いていくぜ!

まぁ、今後海外文学とかをどれだけ読むことがあるのかは甚だ疑問だけども!