どうも、はむばねです。

人の自転車のカゴにゴミを捨てる人はホント口ん中に生ゴミ突っ込まれればいいのにね。

 

いやまぁね。

億歩譲って、外に停めてある自転車のカゴに突っ込むのはまだわかるんですよ。

近くにゴミ箱なかったのかなって。

心情的には1ミクロンも理解出来ないけど、一応理屈としてはわからんでもない。

でも、マンションの駐輪場に停めてある自転車のカゴに捨てる人なんなの?

もう、99%君ん家そこだよね?

流石にそこは自宅のゴミ箱に突っ込んでくださいよ。

 

と、いう話とは1ミリも関係なく感想だよー\(^o^)/

6巻(現時点の最新刊)まで読んでの感想となります。

今回、そこそこネタバレあるかも(2巻分くらいまでかな?)。

 

サイケまたしても(1) (少年サンデーコミックス)
小学館 (2015-02-16)
売り上げランキング: 16,554

あらすじはAmazonより抜粋。
>葛代斎下は、将来の夢も特別な能力もない、どこにでもいる、ごく普通の中学三年生。
>平凡で退屈な毎日を過ごすサイケだったが、ある日、幼なじみの蜜柑が事故で死んでしまう。
>絶望したサイケが池に飛び込むと、蜜柑が事故で死んだ“今日”が再び始まった。
>蜜柑を救うべく、問題の“今日”を繰り返すサイケだが…?
>あなたにはやり直したい一日はありますか? 

 

うえきの法則の福地先生の最新作ですね。

個人的には、ちょっと大人向けになったうえきの法則って印象を受けました。

これも能力モノなんですが、主人公の能力が「死に戻り」。

しかも、「特定の池で溺死すること」が発動条件ってのがヤバいですね。

他の能力が「時間制限がある」とか「眼鏡に触れていないと発動しない」とかの中、一人だけ制約厳しすぎィ!?

 

ほんで、であるがゆえに、主人公であるサイケくんの狂人感がヤバいです。

まぁ、言うて植木くんも狂人だったわけじゃないですか(暴論)。

いくら少年漫画だつっても、あのあまりに折れない真っ直ぐさは完全に狂人の域ですよね。

しかし、サイケくんの狂人っぷりは植木くんをぶっちぎりで凌駕してます。

なにせ、能力の発動条件が入水自殺なわけですからね。

にも関わらず、微塵も躊躇なく使いますからね。

 

それでも、なんつーか露骨に常人を超越したメンタリティだったらまだわかるんですよ。

初期の植木くんとかは割とそんな感じですよね。

何考えてるかわかんねーから、何してもあんま驚かないような雰囲気。

でもサイケくん、基本的には普通の中学生ですからね。

むしろ、元はヘタレで事なかれ主義の陰キャラですからね。

ある意味、土台としては植木くんの真逆とさえ言える。

にも関わらず、覚醒(?)後は植木くんよりよっぽどぶっ飛んでる。

 

何度でも今日を繰り返して幼馴染の命を救おう! ←わかる

これからも誰かを助けるためにこの力を使おう! ←まぁわかる

幼馴染が髪切るのに失敗したから今朝に戻って助けたろ! ←うん……?

能力者相手に戦うために、一手ごとに今朝に戻って攻略法探すやで! ←ファッ!?

 

って感じ。

いや、うん、確かにリセット能力持ちのある種王道パターンではあるんですよ……。

条件が、溺死でさえなければね……。

この子、完全に自分の命をリセットボタンの起動キーにしか思ってませんよ……。

 

ていうかこれ、ぶっちゃけ福地先生的にはどういう着地点を見据えて描いてるんだろう。

サイケくん作中で何度も敵さんサイドにド正論吐かれてますし、流石にこれが正しい主人公像ってつもりで描いてるわけではないと思うのですけれど。

なんか、このまま流されそうな雰囲気もちょっと感じないではない。

まぁ、ナチュラルにイカレてる主人公ってのも好きですけどね!

 

と、主人公像についてばかり書いてしまいましたが。

福地先生のユニークな能力を考える才能は健在オブ健在です。

コミカルなのに、それで真剣バトルが成り立ってるってのが凄いですよね。

能力の破り方も、いちいち「あーなるほどなー」って感じ。

すげー変則なんですけど、でも王道バトルなんですよね。

 

また、魅力的なキャラだらけなのも見所の一つです。

つーか、福地先生もデザインだけで「魅せる」力がめっちゃ強いですよね。

ロベルト十団の時とかもそうでしたが、いきなり敵キャラがズラッと並んだ時のワクワク感が凄い。

こいつはどんな性格で、どんな能力なんだと。

大体、予想も出来てないとこ突いてくるんですけどねw

 

基本コミカルで、しかし今回はガチの死が関わってくるのでシリアスなところはめっちゃシリアス。

この緩急が凄まじいです。

コメディ部分はクソ笑えて、シリアス部分はグッとくるんだからもはや卑怯なレベルですよね。

1巻の時点でちょっと泣きそうになったわ。

 

 

なんかうえきの法則との比較が多くなってしまって恐縮ですが、少なくともうえき好きだった方なら楽しめることは間違いないと思います。

とりあえず、第一話は試し読み出来ますので読んでみてはいかがでしょうか。

まぁ正直、第一話はほぼプロローグなので、面白くなるのはこれから! って感じなんですけどね……。

ていうか、ちょっと前まで5話くらいまで試し読み出来てたような気がするんですが……??