どうも、はむばねです。

はい、というわけでね。

昨日、再びシン・ゴジラを観てきましたということで。

 

はむばね史上(たぶん)初!

同じ作品への2回目の感想だよー\(^o^)/

もういい加減公開からだいぶ時間も経ってるんでね。

今回は、タイトルにある通り全力でネタバレありの感想でいきます。

前回も書きましたが、ネタバレ無しで観た方が絶対面白いですのでまだ観てない方は本記事をそっ閉じすることをオススメ致します。

あと、前回の感想と被るところもありますがご容赦を。

 

んでは。

 

 

まずこの作品、最初に観始めた時は「あぁはいはい、そういう感じね(笑)」って感じで半笑いだったんですよ。

首相始め、結論ありきの会議。

矢口さんの具申も鼻で笑われる。

あぁなんか、そういう無能な周りに足を引っ張られながら主人公が頑張る話(笑)なのねw と。

あーはいはいドラマでもありがちですねー、と。

でも2回目に観て、逆にそこもリアルだなって感じました。

確かに、いきなり「巨大生物なんじゃないッスか?」とか言われたら「はぁ? そういうのは酒の席ででも言えや」って思いますもんね。

議事録にも残るんだぞ! っていう首相の叱責も、さもありなんという感じです。

で、実際巨大生物である映像が出てきたら即座にそっち路線に切り替えられてますしね。

 

ちなみに、この初回のゴジラ出現。

私、初回はほぼ完全に知識ゼロで観に行ったのでですね。

え、これが今回のゴジラなん!? って思って結構ビックリしましたw

えー……? いや、こういう路線なの……?

確かに、キモ怖いけどさぁ……。

私は別にいいけど、こんなん絶対叩かれるやろ……と。

それも、後に杞憂(?)であることが判明するんですけどね。

ただ、1回目(正確には2回目か)の「進化」による変化は、2回観てもあんまりよくわかんなかったですね。

なんか変わったのはわかるけど、細かくどこが違ってんのかよくわからん。

なんか、首のブヨブヨが無くなって……あと、手もちょっと長くなった……のか……? って感じ。

第四形態くらい露骨に変わってくれれば流石にわかるんですけどね。

この辺りは、後にDVD買ってよく見たいところです。

 

閑話休題。

で、ゴジラ出現からもしばらくはある種の舐めプ路線。

というか、リアル。

誰も責任取りたがらないし、極力事なかれ主義で済まそうとする。

首相の首もめっちゃ重いですしね。

この辺りは、ザ・日本って感じ。

あー、たぶんこうなるんだろうなーってのがありありと伝わってくる。

そんな中、防衛大臣のイケイケ感というか突き上げ感が男前すぎて笑えるのですがw

 

けど、ゴジラのヤバさが明らかになってくるにつれて徐々に緊張感も上がってきまして。

形式上でも会議をしないことには何も決められないというもどかしさとかを感じつつも、その中で全力を尽くす感じが表れてきて。

首相も、だんだん即決するようになってきて。

この辺りが、まず熱い。

徐々に高まっていく一体感、全員が全力を尽くしてる感じ。

2回目でも泣きそうになりました。

 

で、ゴジラ第四形態が無双状態で、追いつめられて。

でもまぁ、言うたらここまでは予定調和なわけじゃないですか。

ゴジラやべぇ、そんなことは初めからわかってる。

物語的に考えて、反撃するには一旦劣勢にならないといけない。

官邸を放棄することになっても、いやだからこそ、ここからが反撃だ! って思うじゃないですか。

からの、なんかチャージしてる雰囲気。

マジで、直前は矢口さんの「何をするつもりなんだ……」って感想しか浮かびません(セリフはうろ覚え)。

んで、炎噴射。

ここまではわかる。

ゴジラ、炎、吹く。

街、焼ける。

オレ、シッテル。

けど、その後のレーザー照射。

これはヤバい。

マジでヤバい。

語彙力がなくなるくらいヤバい。

そこまでは、なんだかんだ「うっはwwwゴジラやべぇwwwww」って感じだったのが、「え、これホンマあかんやつやん……」ってなりました。

日本のトップ陣が乗ったヘリが撃墜された時も「えっ……?」って感じですよ。

音楽も相まって、ここの絶望感が凄かったです。

「オワタ\(^o^)/」とかじゃなく「終わった……」ってなる。

今まで何回も同じ映画観て「今度こそは負けるかと思った」とか感想書いてる人を鼻で笑ってたんですが、どうもすみませんでした。

2回目に観ても、やっぱり「日本終わった……」ってなりました。

 

でも、こっからがまた激アツなんですよね。

八つ当たりでブチ切れる矢口さんに対する、泉政調副会長の「まずは君が落ち着け」。

それに対して、「……すまない」って素直に謝る矢口さん。

こっから雰囲気が転調するわけなんですが、その転換となるこの場面がクッソ熱い。

みんなが少なからず絶望に包まれてる中、泉さんだけがめっちゃクールなんですよね。

ていうか、マジでこの人有能すぎてヤバい。

三枚目な見た目からの、イケメン発言と政治家としての超絶豪腕。

さらっと「フランスにはパイプがある、任せておけ」って言うところとか救世主感が凄い。

そもそも、巨災対のメンツ集めたのもこの人ですしね。

この人がいなかったら完全に日本が滅んでたよね。

いや、それを言うとたぶん主要人物の誰一人欠けても日本滅んでたんですけどね。

……いや、むしろ誰が欠けててもそれを補填出来る人員がどっからか現れたのかもしれません。

矢口さんも、「日本では次のリーダーがすぐ決まることが証明された」的なこと言ってましたしね(セリフはうろ覚え)。

 

そして、その次のリーダーである里見(元)農林水産大臣。

この人も、最初に出てきた時はもう露骨に無能臭が漂いまくってるんですよね。

「(ラーメン)伸びちゃったよ~」じゃねぇよwww

他の人から押し付けられた、ってハッキリ周りから言われちゃってるし。

でも、この人もまた有能すぎるお方の一人。

やべぇ、終わってみたら絵に描いたような昼行灯キャラじゃねぇか。

この人も、やっぱりいなかったら日本滅んでた。

最後の方で赤坂さんが言った「いや、里見さんのシナリオだ」ってセリフ(うろ覚え)には、マジで!? ってなりましたね。

 

いやもうホント、前回も書きましたが、誰か特定のスーパーマンが物事を解決するんじゃなくて、でも出てくるみんなが有能で、全員が一丸となってる感が凄いのですよ。

絶望的な状況なのに、誰一人諦めず全力で前を向いて進んでいる感。

それもあって、観終わった後は「お前ら頑張ったな!」じゃなくて「俺たち頑張ったよ!」みたいな感想を抱きました。

観てるだけのこっちも、なんか一丸となってる中に含まれているような気になるんですよね。

 

 

いやー、2回目でも全然面白かったですね!

むしろ、1回目より面白かったまであるかもしれない。

やっぱ、ある程度の情報があった方が純粋にストーリー面での面白さを感じられる気がします。

1回目は、矢口さんの名前を認識したのすら結構経ってからでしたからね……。

2回目になって、ようやく名前と肩書を聞いたら「あぁ、あの人かな?」と顔が浮かぶ(人もいる)ようになりました。

もちろん、1回目のあの過密な情報に圧倒される感じも得難い経験でしたけどね。

だからこそ、1回目は情報無しで観て欲しいのです。

まぁ、全力ネタバレあり感想の末尾に書いても仕方ないですけど。

 

とりあえずDVDを買うことは確定しているわけですが、公開している間にもっかい観に行くかどうか迷いますね……。

確かに、あの迫力は(たぶん)映画館だからこそなんだよなぁ……。