3★ホテルには3★ホテル特有の良さがある。
中世のヴェネツィア共和国の雰囲気をより感じさせてくれるのもその一つ。
リアルト橋近く、リアルト橋からカ・ドーロに向かう賑やかなメインストリートを一つ曲がると急に静かになる。
さらにもうひとつ角を曲がると人気は全くなくなる。これぞヴェネツィア。
その行きつく先の至って静かな場所に、13世紀の宮殿を利用したホテルがある。
ここは星の格付けがされていないB&B(クラス的には3★)。
フロントのオープン時間が限られていて、スタッフがいない時間が長い。
それだけにほとんどの時間誰もおらず、我が家のごとく(?)貸し切り状態。
ロビーホールもバルコニーも独占状態で、ヴェネツィア情緒にどっぷりと浸れた。
部屋数も少ないだけに宿泊客ともほとんど会わず、静かにゆったりと時を過ごせた。
期待以上に癒されたホテルである。
まず出迎えてくれるのはヴェネツィア独特の井戸のある中庭
階段を上がり二階のロビーホールへ
中世を彷彿とさせるヴェネツィアらしいロビーホール
ロビーホールを抜けてバルコニーへ
バルコニーに出ると眼下に小運河。次から次へとゴンドラが行ったり来たり
部屋は
103号室。三連窓の隣
部屋は広く、天井も高く、開放感たっぷり
Wooden beamed Ceilingがヴェネツィアらしさを盛り上げる。
午後は青い空が映える
早朝は船も通らず至って静か。水面に建物が映る
午前は水面に陽が射しこむ
25か所泊まったヴェネツィアのホテルの中で指折りのお気に入りとなる。