華と月 第4話 出会い。





「ここから、医仙をつれ、

逃げられると思っておるのか?」


キチョルの声だ。


やっぱりここにいるのね。


部屋の前に着くと耳をすませた。



「あなたの横にいるのは大将軍ではない。

無力な医仙だ。」


逃げる、つもりね。。


なら、加勢するか。!!!


「コツコツ。」



「!!!!」


「大将軍!?」  「スジン!?」


キチョルや皆が驚いた顔をしていた



「なぜここに!?」


「隊長が不在だったので。様子を見に。笑」


キチョル。

まさか、私がくると思わなかったようね。。


それより、ヨンの横にいる女の人。。


あの人が、医仙??


ヨンにめくばせをすると、ヨンはそうだと、

目で伝えた


あの人か。。








あの人が、。大将軍!?


女の人だけど??



「あらぁ。スジン。久しぶりねぇ」


私を誘拐した女の人とすごく親しげじゃない?


まさか、敵!?


隊長も!?


「久しぶりね。」


「見ないうちに痩せたんじゃない?」


「痩せて、更に綺麗になって来ましたよ笑」


「あら?私が一番よ?」


「笑」


え。なになに?ホントにてき???





「雑談は終わりにしましょ。

医仙と隊長を返して貰います」


やっぱりなかまか!


「そう簡単には渡せません。」


「なら、強行突破するのみです。」


「争いは辞めましょう。話し合いで。」


キチョルが言った


「条件は?」


「医仙を5日間、お借りしたい。」


「いやよ!!!」


ウンスが叫んだ。


流石に、殺しはしないはず、。



「、、上将軍様のご意見に従います。」


「上将軍。答えを聞かせてくれ、」


「私が同行します。それでもよいのなら。」


「、、、よいでしょう。」


ヨンと、医仙が2人で。。。


何も無いといいけど。



「わかりました。では私はこれにて

失礼します。」


チェヨンを一瞬みると、去っていった。



「舎弟。お送りしてこい。」


「わかった」









「スジン!!」


屋敷内を歩いていた時、後ろから誰かに声をかけられた。


「???」


「千音子?」


「王宮まで送るよ」


「大丈夫よ、笑」


「もう、昔の私じゃないわ。」


「、、、」


「だな。。」



暗い街並みをゆっくりと歩いていった。



「なつかしいな、。」


千音子が声をもらした


「えぇ、。」


「、、、おれは、。」


「いつまでも、お前を待ってる。」


「、、、」


「あのとき、逃げたのは、あなたなのに?笑」


「そうだったな。。、」





「もうここでいいわよ。」


「、、、」 


「じゃあな。」


「うん。」