政府地震調査会が近畿地方の大規模地震発生予測を発表したようだ。

しかし、この評価結果は腑に落ちない。

ひとつめは南海トラフ地震が起こって被害が予想されている紀伊半島の確率が低い。確かに南海トラフ地震震源地は四国から紀伊半島沖であり、紀伊半島を震源地とする大地震の発生確率は低いのかも知れないが、これだけ見ると南紀地方は安全なように見える。

ふたつめにこの地震確率は活断層数と単純に比例した確率に見える。

しかも活断層にはランクがあり、1番高いランクであるSランクは近畿三角帯には確かないはずである。「Sランク」の活断層とは、今後30年以内のM6.8以上の地震発生確率が「3%以上」と評価された断層であり、近畿北西部の7断層が全て活断層だとしても30%を超えることはないように思える。

地震は予測出来ないとロバートゲラー氏も言明しているから、この種の地震予想図はまるで信用出来ない。

但し、近畿地方の主要都市は殆ど近畿三角帯に含まれるから都市部への耐震補強必要ですよと促す資料のように見える。

当たるも八卦、当たらぬも八卦の占いのようなものに国や自治体が予算付けてくれるのか?誰が絵を描いたものか知らないが、建設予算増額を目論んだ地震予想資料にしか見えない。