自宅療養中、体調の良い日は、書類の整理などをしています。


今日は、体調もよく、自宅で書類の整理をしていると、携帯電話が鳴りました。


表示された相手方は、30年前の職場の先輩でした。


30年前、当時は、今で言うパワハラなんて当たり前で口だけでなく手も足も出る超ブラックな職場で、電話をかけてきた先輩にも厳しく指導?されており、名前を聞くだけでも、恐ろしい先輩でした。


先輩からの電話の前に同期から、電話があり、私の自宅療養を知ったことと、その場に先輩がいたと聞いていたので、先輩からの電話も私の自宅療養を見舞う電話だろうと思っていました。


電話を出るといつものとおりの先輩で

「おう!俺だ!」

と言ったのですが、その後、先輩は、泣き出してしまい何を言っているのか分からないまま、話し続け、最後に

「ありがとな」「家族を大切にしろよ」

と言って電話を切りました。


怖かった先輩が泣いてくれたことに私も涙が止まりませんでした。