日本一緩い しろとり動物園を出た後、少し遅めの昼食。
お兄さん:『さっき僕もイルカと泳いで、かけがえのない体験が出しました 絶対一緒に泳いだ方がいいですよー』
動物園から次の目的地までの間には、ランチを食べられそうなレストランどころかコンビニすらなかった。
そんな時、サッちゃんの旦那さんのHIROさんが見つけてくれた高速道路のサービスエリア。
高速を走ってたワケでも無いのに、サービスエリアって裏口から入れるんだ
知らんかった~。
ここで、時間潰しにちょっと見ていたお土産コーナーで気になるものを発見
目的地までの往路で見た目の可愛さに思わず買ったソフトクリーム
【おいり】っていうらしい。
可愛いが、正体がわからないのでサッちゃんの旦那に購入して食べさせる。←え?
ここではイルカのトレーニング体験をしようと前々から予約していた。
目の前に、お利口で可愛いバンドウイルカがたくさん
さっきまで『イルカよりライオンの赤ちゃん抱っこしたい』などと言っておきながら既にイルカに夢中。←え?
イルカと仲の良いスタッフを見ていると、泳げもしないのにイルカと泳ぎたくなる。
イルカを見てソワソワしてる私をみたお客のお兄さんが話しかけてきた。
何やて……
………というわけで、イルカトレーニングの予約をしてたクセに、サッちゃんの旦那のHIROさんに私の分のイルカトレーニングを押し付けて、急遽イルカと泳ぐプログラムに変更。
そんな私は、イルカと一緒に泳ぐ事がどんなもんか、泳ぐ人達が気になりイルカと泳ぐゾーンへ
いるいる。
大人から子どもまで8人くらいがイルカと泳ぐためにスタッフのお姉さんからレクチャーを受けていた。
ワクワクする。
次はいよいよ私の番
ウエットスーツに着替えて意気揚々と戻ってきた………ら、最終コースだった事もあってか、なんと体験者はまさかの私1人きり。
お姉さんに指導されながら、まずはへっぴり腰で準備運動。
準備運動を終えると、いよいよイルカの待つ海の中に。
海に入る前、サッちゃんとHIROさんにこの写真を見せて頼んでた。
私:『これなかなかいい写真やろ こんな自然体の素敵な感じの写真撮ってや』
サッちゃん:『はいはい』
………で、撮影されてた自然体の私の写真はこれ。
しかも、イルカ写ってないし。
そんな事になってるとはツユ知らず、イルカのメイちゃんとさんごちゃんの二頭を貸切りで、背ビレを持って泳いだり、ダンスをしたり、背中に乗せてもらったり…
泳ぎの苦手な私が恐怖心を忘れるほど、二頭のイルカは私を心から癒してくれた
し・あ・わ・せ~
本当に楽しかった
きっと、忘れられない素敵なショットが目白押しに違いない
イルカ達との素敵過ぎた小1時間の体験を終えて陸に上がった私。
私:『写真ありがと~』
忘れられない貴重な瞬間を確認したい、とカメラマンHIROからスマホを受け取った。
サッちゃんが言う。
サッちゃん:『旦那が途中からマディのスマホのカメラが変や言うて、自分ので撮影しよったわ』
…………
一瞬意味がわからず、取り敢えずワクワクしながら写真を確認。
すると、カメラに写っていた写真は、陸の上でへっぴり腰のまま準備運動するどうでもいい写真の99連発と、
ちょうど二頭のイルカが犬の様にお腹を見せて撫で撫でしているが、その説明が無ければ死んで浮いているようにしか見えない写真に、イルカの背中に座るの失敗して倒れたまま、体勢を直す間もなくイルカに沖の方に連れて行かれるというマヌケな写真。
冗談やろ、と思うほど こんな写真しかなく、唯一普通といえる写真がサッちゃん撮影のこれしかないという……。
極めつけは、写真の最後にカメラをのぞき込むカメラマンHIROの困り顔の自撮り写真と動画。
なんでやねん!!!