8:15。
定刻どおり出発だ。
列車内は暖かく、いつの間にか落ち着いてきた。
朝日の光を浴びながら、田舎町を通り過ぎていく。
短時間睡眠と心地よい揺れもあって、時より転寝を重ねてしまう。
それでも、輝かしい朝日と強烈なノッキングで目を覚まし、窓の景色を堪能する。
放牧されている羊の群れが、NZであるのを強調しているかのようだ。
そして街を抜けていく。

いつしか周りのギャラリーは、カメラ片手に右往左往している。
「騒がしいなぁ」
そんな、嫌悪感も一気に吹き飛び、完全に目が覚めた。

車窓を見入れば、草原の向こうには白い帽子をかぶった山々が見える。
反対側の車窓には、森を抜けた彼方に、どこまでも続く丘が霞んで見えないほどである
AUとは全く違う、大自然。
こりゃ、映画のロケ地に使われるはずだ!

モノは語らずとも、その堂々たるロケーションは、文句のつけようがなかった。


日常茶メシ時

日常茶メシ時

日常茶メシ時