進行方向を目を凝らして見つめていると、視線の中央で空と海が重なり合った点となった。
それは、左右対象に同じ速度で緩やかな弧を描き始める、ゆっくりと。
いつしか視界限界点を超えた、はかり知れない大きな弧を描いた境界線が現れた。
地球の輪郭である。

そう、大海原へ出たのだ。
クルーザーは、一気にスピードをあげて進んでいく。
やがて一つの小さな島が見えてきた。
無人島のフランクランド島だ。

クルーザーでは島へ近寄れないため、ボートに乗り換えて上陸するのだ。
クルーザーが遠くに見える。
ホントに何もない無人島である。
「National park」のサインはあるものの、人工物は日よけのテントぐらいで何も無い。

「みなさん、ついてますね、今日は波が穏やかです。昨日までは少し荒れていたんですよ!天気も今日ほど良くなかったしね」と日本人スタッフが話しかける。
確かにケアンズは台風の接近で大荒れだったし、昨日もキュランダで雨に遭遇したぐらいだから、良くはないだろう。
でも素人のボクが見ても「絶好の日和」だと思うのだ。

上陸して振り向いてみる…


日常茶メシ時

日常茶メシ時

日常茶メシ時