現役医師・海堂尊による同名ベストセラー小説の映画化。
心臓手術「バチスタ手術」を連続成功させた専門集団。人はみな彼らを「チーム・バチスタ」と呼ぶ。
しかしその手術が立て続けに失敗するという事態が発生。なにが原因なのか。
事故?故意的な殺人? 院長の命で手術失敗の内部調査を行うハメになった田口公子が、
異色の役人、厚生労働省の白鳥とともに謎を解明していくコミカルミステリー。

原作では内部調査を行う主人公が田口公平だったが、田口公子という女性に変更。
心療内科医である彼女は、外科や手術とは無縁ゆえに調査する内容も、素人っぽくて幼稚。
でも、それがかえって見ているユーザー側の心理とリンクして、あたかもユーザーが探偵ごっこを
しているようになってくる。竹内結子演じる公子はノホホンとした癒し系であるがゆえに
阿部寛の白鳥キャラが際立たせている。この田口&白鳥のコミカルかつ凸凹コンビは
見ている者をニヤリとさせる。

少し残念だと思ったのが、手術場面をふんだんに使用することで緊張感やシリアス感を増し、
映画全体に厚みが出来たのだが、バチスタのメンバーそれぞれの人間模様をもう少し、
細かく描いてほしかった。それにより田口&白鳥のコミカルさがもっと強調され、
なおかつ、素人ならではの深層心理をくすぐり色々な創造をしてより一層楽しめたのでは
ないだろうか。