2006年のメガヒット作『デスノート』『デスノート the Last name』で
スピンオフ作品。

自分の名前をデスノートに書き、死と引換に夜神月と壮絶な頭脳戦に
勝利するが、その最期の23日間を描いたもうひとつの物語。

邦画において久々に、手に汗握る作品のスピンオフということもあり、
かなり期待していたが、期待を裏切られた感じだ。
ユーザーは「デスノート」にみる頭脳戦を期待した人と、監督が描いた
「Lの意外な部分」に共感できる人の二つに分かれるのではないだろうか。
ボクは、前者であるがゆえに、少々残念な映画となってしまった。
たしかに、Lが跳んだり走ったり、子連れで駆けずり回る姿は
デスノートにはないLを描けており、これはこれで「人間くさい部分」があり
とても評価できる。
お茶目なLが見られるのも、「L change the WorLd」ならではだと思う。
しかし、頭脳戦という観点から見るととても手に汗握るとは言い切れない。

新たな死神は、同じ優秀な頭脳を持った同僚の九条(工藤)だった。
最期23日間で解決するとなれば、この方が手っ取り早く、なんとなく
読み取れるものの「意外性」は感じられるし、緊張感も生まれ、
次にどんな展開になるのだろうと、期待も膨らむ。
が、そこ止まり。
最期は、空港ロビーに突っ込む飛行機を、いともカンタンに止めてしまい、
全員がウイルスから助かってしまうのも、ドキドキ感などが奪われてしまった。

Lの新しい一面を描いたことには、拍手を送るが、そこに執着したゆえに
本来のL自身を描けていないのではないかと思うと、残念に思う。
(それだけデスノートでの、Lはすごかったと思えるのだが)