『ボーン・アイデンティティー』『ボーン・スプレマシー』に続く、

ジェイソン・ボーンシリーズの完結篇。

記憶を失った暗殺者ジェイソン・ボーンが、

自らの秘密をつかんでいく様子を描く。

前作でモスクワから始まるのでスプレマシーを見てからの方が

絶対いいです。


アクションシーンの迫力とは前作と以上です。

ロンドン、マドリード、ニューヨークなど、

世界をまたにかけて繰り広げられる緊迫した逃亡シーンや

手持ちカメラでの臨場感あふれるシークエンスなカットは

息 をするのも忘れてしまうぐらい、見入ってしまいます。


このようなカット割りは一歩間違えるとストーリー自体を

殺してしまうのですが、最後まで引っ張って飽きさせないのは

それぞれの情報処理がうまくつながっている証拠。


ボーンの頭のなかで途切れ途切れににフラッ シュバックする過去のシーン、

トレッドストーン計画の裏にある陰謀やCIA高官の謎の行動が

ジ グソー・パズルのように、つぎつぎと完成していく様は

自分自身の頭の中で、前作の映像をひっぱって繋げていき

ボーンそのもの。

考え抜かれた行動 と必要最小限の動きで敵を倒すシーンは、

リズミカルで見ていても気持ちがいいです。  



なんといっても、最近の映画にお約束のごとくあるラブシーンや

「好きになっちゃいました」みたいな演出は皆無なところ、

女優陣は、その独特の甘さ控えてあり、フェロモンバリバリ!ってわけでなく、

あくまでも、「プロフェッショナル」としての風情が漂っています。

アクションとサスペンス以外、無駄な要素が入らないので

どっぷりつかりこめます。


最後にジュリア・スタイルズ演じるニッキーがニヤリと笑うのだが、

それは見ている観客も「ニヤリ」とさせるシーンです。