うわさのチカチカ映画、バベルを見てきました。な、なんと、これで3日連続・・・
ストーリーは

モロッコのある羊かいが、ジャッカル狩のためライフルを
購入し、子ども達にその役を命じます。
「3キロ先の目標も射止められる」という言葉を疑い、
兄弟で山麓を走るバスに的にして、弟のユシフは当ててしまう。
警察にうそをついて、逃亡しようとするのだが、警察との
銃撃戦に兄のアーメッドはこの世を去ってしまった。
旅行でモロッコへ訪れたリチャードとスーザン夫婦。2人の子どもは
アメリカに残してきていた。メキシコ人の家政婦アメリアに全てを
託して。そのスーザンは、ユシフの銃弾に倒れてしまう。
バスガイドの村で応急措置をするも、依然危険な状態。
病院へも行くも3時間、大使館に電話をしても曖昧な返答、
バス乗客の反感もあり、イライラを募らせる、リチャード。
ちょうどそのころ、アメリアには母国での息子の結婚式が近づいて
いたのだが、スーザンの事故で中止に。どうしても結婚式に
出席したいアメリアは子ども達をつれて、メキシコまでつれて行って
しまった。帰り道には、よっぱらった甥の運転する車で、国境を
強行突破してしまう。不法就労と子ども誘拐の罪で、母国へ
追い返されてしまうアメリア。
日本では、ろう者の綿谷チエコが母をなくした痛み、父と心を通わせられない
時間、聴者との疎外感で苦痛な日々を送っていた。同僚の友だちや、
歯科医、たずねてきた刑事にまで、自分の体を露出する。
それは真の私を見てとでも言うがごとく、人とかかわりを持ちたいという
気持ちの表れだったのだ。
この上記の出来事はひとつの銃弾で結ばれています。モロッコで
少年が手にした銃は、綿谷チエコの父、ヤスジロウ(役所広司)が
モロッコで、ハンターのガイドのお礼に上げた銃だった。
2時間半は長くなかったです。
後から、思い出すにつれて、ひとつの銃弾がつなぐ国境を越えた
人と人の係わり合いがじわ~っときます。
ネットなどで、おおまかな内容を知っておいてから見たほうが
いいのかもしれません。無知状態で見に行くと、スクリーンが
閉じたあと、だから何?ってなってしまいます。
いつも身近でヘルパーされている、また、している人たち。
彼らはお互いを知り尽くした上での、業務提携や契約などを
交わしているはず。
ヤスジロウとチエコのように親子であっても理解し合えない
今日、リチャードとスーザンのように夫婦、ましてや友だちや
仕事関係などの人は、言葉があっても理解しあえない部分が
あるのだとつくづく思い知らされたような感じです。
結局、思考ある人間ですら自分以外は理解し合えないのだと。
誰もが一人ぼっちなのだと。だから強く生きなければならない
のだと。
神に近づくためにバベルの塔を築いた、おろかに人間。
この星を人間のものだと勘違いしている人間。今一度
考え直す余地はあるのではないだろうかと、じわじわ
考えさせられる作品でした。
お金と時間があれば、もう一度見たい、作品です。