【ジェンダーロールを越えて】運命の右スワイプ

彼とはBadooというマッチングアプリで知り合った。

2020年12月後半。正確な日にちは覚えていない

後に彼は12月21日だったと言っていたが・・・

グレートコンジャンクションの日か？ポータルが開いたのか？

※当方、多少スピ系噛んでいるが、拗らせではなく悟りに転んだのは不幸中の幸いだった。

いつものように登録しているいくつかのアプリを順番に探索もはや夕飯を食べた後の日課

3カ月の限定と決めていたので、仕事終わりの時間をほぼアプリに費やした

何事もやるからには本気がモットーです

誕生日にスタートしてから一カ月以上、右スワイプして絡んだ奴らは全て国際ロマンス詐欺の中国人や韓国人の詐欺師たち

普通なら嫌気がさして止めてもおかしくないのに、私はそうはならなかった

ここでは省略するが、特に詐欺師たちとのやり取りはある意味面白かった。仮想通貨投資詐欺、オンラインカジノ詐欺が一番多かったが、荷物送り付ける詐欺もあったな。どれもすぐに詐欺だと気づいたので、実害はなかった。それどころか騙されている振りをして詐欺の手口を聞き出してSNSに晒したりしていた

詐欺師とのやり取りで良かったのは連絡がマメだったことだ。そりゃそーだ。だって相手にとっては仕事だもんな

おかげで英語の勉強も出来たし、学校では習わない、いわゆるLove talkの勉強が出来た。これがのちに死ぬまで役に立ったので、ただで勉強させてくれた詐欺師たちには少しばかり感謝する

転んでもただは起きないよ、私

9月から12月某日までの間にイスラエルやルーマニア、トルコ、ニュージーランド、アメリカの人たちと遠距離でやり取りし、日本に在住の外国人数人とデートしたりもした。

実際デートした人たちはイタリア人、フランス人、バングラデシュ人。

それぞれ恋愛に対するスタンスが違ったのはとても興味深かった。

イタリア人はカッコつけ系。25歳くらいだったと思うが、デートも外国人には珍しくおごってくれた。2度目のデートで家に招かれ、手料理のパスタをふるまってくれた。これがまた住んでる家がオシャレで良い香りがしてて、全く男臭くなくて、色々スマート。始終カッコつけてるな～って、イヤな意味じゃなくて、それすらもナチュラルなのねって思った。

フランス人は論議好き。お互いの国の事や人生観について意見を交わすのが好きだった。彼は28歳くらいだった記憶。暗に私に結婚願望がないのか聞いてきたりしたところも、いかにも恋愛、事実婚の国の人っぽかった。デートはオシャレなところを知っているものの、意外と堅実で割り勘。

バングラデシュ人はとにかく女慣れしていない25歳。どこかで性的な事に対するネガティブな思想がありそうな雰囲気だった。全然気にしてなかったけど、デートに行って初めてイスラム教であることを知った。奥手なタイプで、リードしてくれる人を望んでた。だから私とマッチングしたんだろうけど・・・悪い子ではなかったのだけど、やっぱり宗教がね・・・豚肉食べれないとか、豚肉loverにとっては面白くなくてね