這いよれ!ニャル子さん 8
「教育実習生のルーヒー・ジストーンよ!」
宇宙ゲームハードバトルはまだ終わっていない!? このとき、またひとつの種族を越えた愛が芽生え、た......!? 真尋達の学校へ、教育実習生としてやってきたルーヒーの目的や、いかに!
宇宙ゲーム戦争に破れたルーヒーは、今はたこやき屋台を営んでいた。
ニャル子達一行も時折購入しに来てくれるのだが、その中にはハスター星人のハス太少年もいた。
小柄で少女のような面差しの彼は敵対していたゲーム会社統括者の息子。
種族的にも因縁のある二人は、言わば犬猿の仲の筈だが彼女はどうにもこの少年のことが気に掛かっていた。
そこで一計を案じ――「教育実習生のルーヒー・ジストーンよ」「なぁにやってんだよルゥゥゥゥヒィィィっ!」
なんと、真尋たちの学校へ教師としてやってきたのだ。事態はもちろんそれだけで済むはずもなく――。
宇宙邪神混沌コメディ第8巻!!
―――――――――――――――――――――――――――――――
元ゲーム会社職員、現在はたこ焼き屋を営んでいるクトゥルヒ、ルーヒー・ジストーン。かつては敵対していた彼女もすっかり顔馴染みとして真尋達と接するようになっていた。
そんなルーヒーが真尋達の通う高校に、教育実習生としてやって来る。
結界とかいう便利設定ですべて許されてしまうというね。宇宙技術恐るべし……!
「ハスターに対するこの気持ちは一体何なの……?」と悩むルーヒーが乙女な感じで。クー音に「それは好きってことなんだよ」と指摘されても、照れて「違うったら!」と否定しちゃうとこも可愛かった。
ルーヒー、いきなり教育実習に来たかと思えば、情報処理の授業をやったり、昼休みに校庭でたこ焼きを焼いて売ったり。おいこの大人、やりたい放題じゃねぇか(笑)
自身をD・Sと名乗る人物が突然真尋達の前に現れる。実態の掴めないその人物が「キューワンダイバー」なる単語を発した途端、ルーヒーは顔面蒼白となり冷静さを失ってしまう。そして、彼女はD・Sに連れて行かれてしまい……
大規模ネットワーク障害により連絡一つも満足に取れない状況に陥ってしまうニャル子達。特別回線で上司と連絡を取ることに成功し、事件の解決に乗り出すべく動き出す。
ルーヒーが今回の事件、つまりは犯罪に手を貸しているかもしれない。その事実を認めた上で、それでもハスターは彼女を連れ戻したいと宣言する。その我儘にニャル子もクー子もノってくれるんだから、二人ともいい奴らだよなぁ。本心が私利私欲のためだとしても。
ニャル子達はルーヒーがいると思われる場所、エッジワース・カイパーベルト近くへと向かう。
今回のシャンタッ君。たこ焼き屋台で看板持ち、ルーヒーの残していった物をみんなに指し示す、巨大化して真尋を守る。癒し担当の愛玩動物だもん、たいして活躍しなくったって、いいんだよ……(優しい目で)
ハスターの本気、黄衣の王モードはやっぱ強い……!あと普段とのギャップでよりかっこよく感じる。容赦のないところもまた清々しくて良いと思います。
空鬼が瀕死の状態の時現れた11人の敵、と思われる人達。強大な敵でも出て来て今後戦っていくのか……と一瞬でも思った僕が間違いでした。ニャル子に限ってそんなシリアス展開ないですよねー(笑)
ルーヒーの事を想うみんなの気持ちが伝わってきて、不覚にもちょっと感動してしまった。ハス太くんは本当に良い子だなぁ。オチも毎度ながらしょうもなくて、面白かったです(笑)
アニメ二期「這いよれ!ニャル子さんW」も始まりまして。一期にもまして勢いがあってすごく楽しい…! 30分がマッハすぎる。