「好敵手オンリーワン2」 感想 | self-complacency

self-complacency

ライトノベルの感想を書いてました。

好敵手オンリーワン2 (講談社ラノベ文庫)/至道 流星
¥651
Amazon.co.jp

コーイチローがデート!! 焦る弥生と水貴は――

孝一郎の不用意な一言がきっかけで始まった弥生と水貴の勝負は、さらに不用意な一言により、孝一郎自身を好きにできる権利をかけての事業拡大=お金もうけ勝負となり、ますますヒートアップしていた。そんな中、学校での進路指導をきっかけに、孝一郎は自らの進路について考える。今までは何となく3人で過ごしてきたが、いつかは離れなければいけないのではないか。そうなったときに自分のやりたいことはあるのか……。悩む孝一郎は、つい弥生と水貴と喧嘩をしてしまう。
さらには、水貴が新しく始めた事業が暗礁に乗り上げて――。

今回は日常パート多め。というか経営の方はほとんど出てきてないと言ってもいいレベル。途中で心折れそうになったのはここだけの秘密…(苦笑)
孝一郎を好きなあまり、お互いぶつかり、反発し合う弥生と水貴。勝負はまだまだ終わらない。お祓いを出張で行うビジネスを始める弥生、対して「自宅内で行う結婚式」に目を付け、神父、司祭の派遣サービスを進める水貴。
勢いで突き進む弥生と緻密に計算して行動する水貴、という構図が早くも固まってきた感じで。今回に関して言えば、水貴は弥生の挑発に乗って失敗してしまったけども。
水貴が過労による風邪を引いてしまい、代わりにお店を引き受ける孝一郎。この時点でもうかっこいい。
ていうか普通の高校生のスキルじゃ無理じゃね…?
このままではいられない、と将来に悩むのは誰もが通る道だよなあ。楓ちゃんの好意だけでなく、弥生と水貴の好意も知ってしまった孝一郎。誰か一人を選ぶ時が来るのか来ないのか……。
美女三人と遊園地とかどんなハーレムだよ! くそっ…孝一郎が羨ましい…(白目
孝一郎は果てしなくネガティブというか自虐的で、自分を評価しない。あまりにそれが酷くて途中さすがにイラっとした(笑)
勝也は常に馬鹿やってるけど、まああれはあれで嫌いじゃない。恒太を思い出したのは人の話を聞かない所があるからかしら。
そしてラストのあの引き! 水貴は横浜駅、ホテル前にある人気の専門学校を買い取ると宣言。
この展開を待ってました…! ここから盛り上がってくれるんですよね? よね!?
至道先生にしてみればここまではまだ序の口なはず。スケールの大きくなっていく、さらに盛り上がっていくであろう今後の展開に期待。
イラストも最高に可愛かったです!(ニヤニヤ