「空知らぬ虹の解放区」 感想 | self-complacency
- 空知らぬ虹の解放区 (ガガガ文庫)/秀章
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- 恋愛厳禁の全寮制高校・聖ヶ原学園。高校二年となった軒原拓馬は、学園の秩序を守る風紀委員会のホープだ。厳格に育った拓馬だが、この学園には彼も知らない地下組織が存在していた。――非営利で同人誌を密造し配布する『脳内解放区』(通称「脳解」)。中等部の男子生徒、光武 悠の半裸拘束事件を「脳解」の仕業と断定し、調査を開始した拓馬だったが、その前に「脳解」の代表を名乗る女子生徒「ブルー・シスター」が現れる。彼女は拓馬に「脳解」のメンバー入りを促し――そして拓馬は"二次ロリ"を知る。学園青春クライムアクション、開幕!
前作『脱兎リベンジ』と比べるとパンチが足りない気もするけど、まあシリーズの一巻目だしこんなもんか。
優等生でしっかり者の風紀委員代表、軒原拓馬が「芹香の日記」にハマり、ロリに目覚めていく様が面白いなー。
校則が厳しいからこそ娯楽が求められる。
- それを同人誌という形で埋めている脳内解放区。
今回、脳内解放区のメンバーとしてちゃんと出てきたのは山吹のみ。他のメンバーもクセがある感じなのかしら。
やること成すこと上手くいかない、そんな後半の展開は読んでいて可哀想だった(笑) 拓馬は真面目系と見せかけて意外とドジ、そして不憫。
ヒロインは衣舞なのかと思ったけど出番少なかったからどうなのか分からず。
蘭に仕える隻眼の男は何者なんだろう?
脳内解放区、与会、そして拓馬達。物語はまだ始まったばかり。今後の恋愛模様にも注目していきたいです。

