$はもの備忘録-僕たちのバイシクル・ロード - 7大陸900日僕たちのバイシクル・ロード - 7大陸900日 -
Free Wheels East

2010年イギリス
監督 : ジェイミー・マッケンジー / ベン・ウィルソン
脚本 : ベン・ウィルソン

◆ あらすじ ◆

2人のイギリス人青年の、海路と自転車で七大陸を走破する旅を追ったドキュメンタリー


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アウトドア経験がない青年が、ほとんどトレーニングも下調べもせず、Tシャツ、サンダルという軽装で、自転車で七大陸を走破する無茶な旅が描かれています。

ベンは南極大陸へ出発する2週間前に盲腸になり、その後ペルーで髄膜炎にかかります。

それにベンと、途中で一時合流するベンの弟のジャックは、自転車のトラブルが後を絶たなかったりと、ベン / ジャック兄弟は踏んだり蹴ったり!

一方、ジェイミーは一度もパンクすらしなかった。

このラッキー具合のアンバランスさが印象的。

普通だったらそこでやめそうだし、仲違いも起きそう。

でもそうはならなかったところに、この2人の普通じゃなさを感じました。

一見普通の青年だから、この旅は私でも出来そうな気が一瞬したのですが、破天荒だし、強運だし、こういうことを成し遂げる人達ってやっぱりちょっと違うな、と。


旅の途中でのうるるん体験はきっとあったのだろうけど、作品中では特に描かれておらず、全編通してマイペースな雰囲気が漂っていました。

そういう部分に、旅が日常になっていたこと、それだけ旅が長く、旅につきもののトラブルにもうまく付き合ってたのだろうということが伝わってきて、マイペースな描写の裏にあるドラマを逆に感じたわ。

(こう感じたのには、青年が3人ともグッドルッキングだったのも影響してそう☆)


モスクワの赤の広場や、南極で自転車をヨロヨロ漕いでる横で、ペンギンがヨチヨチ歩いてるシーンなどなど、旅行記としても楽しかった。

観てたら旅行に行きたくなってきた!



(銀座シネパトス)