プライドと偏見を観ましたブタテレビ

2005年イギリス
ジョー・ライト監督

◆あらすじ◆

舞台は18世紀末、女性に相続権がまだなかった時代のイギリス。

エリザベス (キーラ・ナイトレイ) は資産家ダーシー (マシュー・マクファディン) と知り合いますが、ダーシーの高慢な態度で最悪な出会いとなりました。

女性が就ける仕事はほとんどなく、条件の良い相手との結婚が切実な問題だったので、エリザベスの母は娘たちのお相手探しに躍起になっていて、またエリザベスの妹は軽い子たちだったので、ダーシーの方もエリザベスの家族を下世話な一家だと軽蔑します。

この二人の恋の行方が描かれています。


ジェーン・オースティンの "Pride and Prejudice" の映画化。




BBC版高慢と偏見のイメージが強くて、ダーシーがコリン・ファースじゃない!とかキーラ・ナイトレイが現代美人過ぎる!とつい思ってしまったけど、フレッシュなふたりと美しい田園風景が良くマッチしてて良かったです!

それでドラマと比較すると、メロドラマ色が薄れ、清々しい恋愛映画になってます。

ダーシーもずっと素直です。コリン・ファースは見るからに高慢ちきだった☆

ダーシーが早朝エリザベスにプロポーズしに来た場面などはとっても美しくて、プロポーズシーンベスト10に入りそうな勢いです。

キーラも神がかり的に美しかったー!

エリザベスの家族のアクも薄まってるし、ビングリーはダーシーを相手にしてジェーンへのプロポーズの練習をしたりしてとてもかわいく描かれています。



こういう時代の華やかさと優雅さに昔は憧れたけど、今思えば大変だわ。

見た目と資産でしか女性は評価されないなんて、恐ろしい。

舞踏会なんて華やかどころか女にとっては戦場なのね。


でも日本だって日本の歴史から言えばつい最近まで似たような状況だったのよね。

「権利の上にあぐらをかく者は法律の保護するところにあらず」という言葉を思い出しました。
(ちょっと意味は違うけど☆)



★★★★☆ (4.5点)

Remarks: イギリス英語ってやっぱり素敵♪それからなんだかんだでこういうコスチューム・プレイものって好きです猫村1



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