ヒトの脳はワニを食べて大きくなった? NAtional Geographicからです。 | Viva La VidaハモンカルマンズHamon'n'Karman'z

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人生には平等に必ず三度のチャンスが与えられている。
しかし、それに気づく者と気づかぬ者がいるのです。

ヒトの脳はワニを食べて大きくなった? NAtional Geographicからです。

食べ物は身体を造る材料になるとは思うのですが、食べたから脳が大きくなったのでしょうか?

食べ始めた頃と脳が大きくなり始めた頃が同じなのかも知れませんが、捕獲できるようになっている時点で脳が大きくなっていそうですね。

オイラは食品添加物の毒に汚染された食べ物を食べると、サブラクセーションSubluxationが悪化するので、食べ物が神経細胞へ影響を与えるのも確かなのですよね。

どのように進化してきたかにも興味がありますが、現在ある身体には進化の過程で獲得してきたこたが遺伝的に備わっているのですから、遺伝的に身体に備わっている働きや機能、力が発揮できる状態にしておくことが健康と言えますね。

オイラは正統カイロプラクティックChiropracticを定期的に受け続けることで、身体にサブラクセーションSubluxationを身体に存在しない状態を手に入れようとしています。神経細胞が正常に働いていることが、遺伝的に身体に備わっている働きや機能、力が発揮できる状態に必要不可欠ですからね。

<転載開始>
ヒトの脳はワニを食べて大きくなった?

Christine Dell'Amore
for National Geographic News
June 3, 2010

 穴居生活を送る初期の人類はクロコダイルも食料としており、その脂肪に富んだ肉を食べることがヒトの脳が大型化した一因となった可能性があるとする新しい研究が発表された。


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 この研究は、ヒトが水生動物を食べていたことを示す最も古い証拠となる、有史以前の“調理場”で発見された骨や人工遺物に基づいている。

 195万年前のものとみられるケニア北部の遺跡から、石器とともに、解体されたカメ、クロコダイル、魚の骨が発見された。人骨は出土しなかったが、自然遺物の組み合わせを見ると、当時のヒトはこの場所を食事の準備専用に使用していたと考えられる。

 研究チームによれば、食生活に水生動物の獲物が加わったことが、ヒト族(ホミニン)の一部の種の脳が大型化した一因となった可能性があるという。ヒト族とは、現生人類であるヒト、ヒトの祖先、それらと進化的に近い種を指す。

 脳の大型化の一因と考えられる理由は、爬虫類や魚類の肉には長鎖多価不飽和脂肪酸(LCPUFA)が特に豊富に含まれているからである。南アフリカにあるケープタウン大学の考古学者で研究を率いたデイビッド・ブラウン氏によれば、この良質の脂肪がヒトの脳を進化させた「数ある主要な要因の1つ」だとの意見もあるという。

 鮮新世の後期(約300~180万年前)に“脳に良い食事”が行われていた証拠が発見されたことで、約180万年前のヒトやその近縁種の中に、現生人類の直接の祖先とされるホモ・エレクトスなど大きな脳を持つものがなぜ出現したのかを説明できるようになるかもしれないとブラウン氏は期待する。

 このケニアの遺跡は、かつては大小の川が絡み合うように流れるデルタ地帯で、48種類ほどの動物の遺物が見つかっている。初期の人類はここで水生動物だけでなく、古代のサイ、カバ、レイヨウなどの哺乳動物を食べていたという。

 また研究チームによれば、先が尖った単純な作りの石器による切断痕が残る動物の骨もあったという。

 ただし、ケニアのヒト族がワニ狩りをしていたわけではないとブラウン氏は指摘する。ワニの死体をあさって肉を調理場に持ち帰り、細かく切り分けて生で食べていたようだ。この時代、人類はまだ火を使用していなかった。

 フロリダ州タラハシーにあるフロリダ州立大学の人類学者で、この研究には参加していないディーン・フォーク氏は電子メールによる取材に対し、「水生生物を取り入れた食生活が成長や発達の面で健康的なものだったという考えは、理にかなっているように思える」と答える。しかし、「脳が200万年ほど前に急激に大きくなったという従来の説は、この10年間でその根拠を失っている」とも話す。

 例えば、フォーク氏が率いて2000年に「Journal of Human Evolution」誌に掲載された研究で、ヒトの祖先であるアウストラロピテクス属のいくつかの種は、脳の一部の形状の変化が200万年前よりずっと前から始まっており、形状の変化は脳の大型化と関係があるとしている。

 いずれにしろ今回の研究を率いたブラウン氏は、「ヒト属(Homo)全般にとって、進化のある時点で様々な哺乳類や爬虫類を食べていたことが、適応する上で有利に働いた可能性がある」と語る。

 この研究は「Proceedings of the National Academy of Sciences 」誌で2010年6月1日にオンラインで公開された。

Photograph by Bianca Lavies, National Geographic
<転載終了>