保育所トラブル「数え切れない」荒廃した現場の“実態” zakzakからです。 | Viva La VidaハモンカルマンズHamon'n'Karman'z

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人生には平等に必ず三度のチャンスが与えられている。
しかし、それに気づく者と気づかぬ者がいるのです。

保育所トラブル「数え切れない」荒廃した現場の“実態” zakzakからです。

他人に自分の子供を預けずに子育てができるような社会的な環境が必要ですね。この国は教育の無い国なのですから保育所や幼稚園だけでなく小学校から大学まで世界基準で教育はされていないのですよね。もっと違う世界基準で教育と呼べる選択肢が選べるようになって欲しいですね。

高等教育は大学ですから、それまでは家庭で学ぶだけで充分なのでしょうね。

<転載開始>
保育所トラブル「数え切れない」荒廃した現場の“実態”2010.03.09
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 保育所でのトラブルが後を絶たない。今月3日には、東京都足立区で起きた赤ちゃん死亡事故で、無認可保育所の元経営者が警視庁に書類送検された。関係者からは「表に出ないトラブルや事故は数え切れない」との証言も。背景には低すぎる保育士への待遇問題があるという。

 業務上過失致死で書類送検されたのは、無認可託児所の元経営者の女(47)。2005年10月、預かっていた当時生後5カ月の赤ちゃんの昼寝中、ミルクをのどにつまらせて死亡させた疑い。事故当時、女は喫煙したり、パソコンに熱中していたという。

 実は保育所では毎日のように事故が起きる。「自治体が保育所に報告要請するのは重篤な事故のみ。軽微なものは報告義務がない」と福祉施設関係者。表に出ない事故やトラブルは多いのだ。

 中野区の主婦(37)は06年夏、当時2歳の長男を区内の保育所に預けて事故にあった。「迎えに行くと、口の周りに血の跡がベットリつき、歯が欠けていました」。保育士は、散歩中に転んだと説明。だが、「泣き叫んでいるのに夕方まで放置していた」という。

 正規の保育所なのに、傷害保険の適用にもなかなか対応しないため、区の児童相談所に駆け込んだ。無認可の保育所なら交渉はさらに難航した可能性が高い。

 厚生労働省によると、04年4月から09年11月までに発生した死亡事故は49件。そのうち認可外の保育所は30件。

 育児問題に詳しい子どもの領域研究所、尾木まり所長は「個人経営の無認可保育所は届け出のみで、立ち入り調査や指導を受ける必要がない。ましてや未届けのモグリは現状把握が難しい」と語る。

 そのうえで、事故多発の背景には、待遇の悪さがあるという。「保育士の待遇は低すぎる。疲労とストレスの蓄積で満足なケアができなくなっています」

 実際、関東地方の無認可保育所に勤務する女性保育士(21)は「保育士の資格はあるが、待遇はアルバイトで時給600円。月収は10万円にも満たない」と語る。

 厚労省によると、私立保育所で働く保育士の年収は約320万円と、サラリーマンの平均年収437万円(国税庁調査)を大きく下回る。

 「無認可保育所で働く保育士はさらに低い。ストレスから子供に暴力をふるう保育士もいる」とこの保育士。薄給と過酷な労働がモラルを崩壊させる負のスパイラル。対策は急務だ。
<転載終了>