<足利事件再審>菅家さん「自分の声つらい」 テープ再生excite毎日新聞からです。 | Viva La VidaハモンカルマンズHamon'n'Karman'z

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人生には平等に必ず三度のチャンスが与えられている。
しかし、それに気づく者と気づかぬ者がいるのです。

<足利事件再審>菅家さん「自分の声つらい」 テープ再生excite毎日新聞からです。

この事件は、この国の司法の問題点の縮図のようなものでしょうね。

検察官の暴走も把握できないのかけしかけている検察庁という組織があり、検察庁の暴走のもとで警察官も命令に従うだけ、その検察庁の問題も把握できない裁判官という腐敗しきった司法の問題ですね。

森川大司・宇都宮地検検事(当時)の問題点は、個人の問題も問われるべきですが、組織の問題も問われるべきですね。検察官は検察庁の忠実な犬として育てられた人なのでしょうからね。可哀想とも言えるかも知れませんが、検察官を辞めなかったのはその人個人の選択ですから、責任を負うべきですね。腐敗した組織は解体するのが簡単で良いですね。

その組織に属していた個人は、死刑が簡単なのでしょうが、オイラは死刑は反対なので、どんな罰で罪を償ってもらうのかという問題がありますね。

人々がこの国で冤罪に巻き込まれないような制度を創って欲しいですね。まずは、教育のある国になることからかしら?

<転載開始>
<足利事件再審>菅家さん「自分の声つらい」 テープ再生
 「どうしてあんなことをしゃべったのか。自分の声を聞くのはつらい」。宇都宮地裁で21日あった足利事件再審第4回公判。6時間に及ぶ取り調べ録音テープを聞いた菅家利和さん(63)は、18年前の記憶を鮮明によみがえらせた。公判後の会見では感情を高ぶらせつつも「無実を分かってもらうために再生してもらった」と複雑な胸中を明かした。

 テープには、事件への関与をただす森川大司・宇都宮地検検事(当時)と、身に覚えのない追及に言葉を詰まらせ、すすり泣く菅家さんのやりとりが記録されていた。別の女児殺害事件で、否認から再び「自白」に転じる場面になると、法廷の菅家さんは体調不良を訴え、一時席を外した。「本当は聞きたいと思っていなかった」と苦しみを語る。

 逮捕後、足利事件を初めて否認した92年12月7日の取り調べ。「全然かかわっていません。絶対言えます」。精いっぱい答えた。だが、検事に「裁判所(初公判)では認めたでしょ」「なぜ?」「弁護士さんにはなんと説明していた?」と詰め寄られ、沈黙した。

 菅家さんは「検事は『正直に話してくれ』と言うが『やった』と言うまで『そうか』と言って(解放しては)くれない」と厳しい表情を見せた。

 22日は森川元検事の証人尋問がある。「言いたいことは山ほどある。なぜ犯人にしたのか。(彼も)私が無実だと知っている。絶対に許さない」と語気を強めた。【岩壁峻、松本晃】
<転載終了>