顎の発達の為に固いものをよく噛むと言われるのを聞いたことがあると思います。これは、ほとんど顎の発達に影響しません。
餓狼伝という漫画に極真会の故 大山倍達さんをモデルにした松尾象山という人がいます。その人は交合力を鍛える為に、顎を鍛える為に、ワインのコルク栓をスープ状になるまで噛んでいます。
たぶん極真会の故 大山倍達さんもやっていたのかも知れないのですが、噛む力を鍛えておくと殴られても効かなくなるそうです。
オイラも真似してコルクを噛んだことがありますが、とてもスープ状までなるなんて無理です。かなり固くてちょっと噛み砕ける程度でした。
いくら固いものを噛んでも顎の発達には影響しないのです。
それでは、何が顎の発達に影響を与えるのかというと、食べ物を飲み込む時の舌の力ですね。人間は食べ物を飲み込む時に口の中が密閉される必要があるのです。もし、唇を合わせずに食べ物を飲み込もうとすると、自然と前歯のあたりを舌が押し当てられて密閉状態を作ります。その状態で飲み込むのです。普段から、唇を合わせないで口を開いたまま食事をしていると出っ歯になってしまうのです。
出っ歯になってしまう原因はここにあったのです。これほど強い力の舌の圧力が正常に働くと、今度はその力は上顎に向けられます。唇を合わせて口を閉じて飲みこむ場合は、舌が上顎に押し当てられるのが分かるでしょう。試しにやってみて下さい。それと、唇と合わせずに口を開いたまま飲み込むのも試して欲しいですね。
しっかり唇を合わせて口を閉じて食べ物を飲み込むと、舌の圧は上顎にかかります。食事の際にその上顎にかかった力が上顎を押し広げるのです。ですから顎の成長に、舌の圧が影響を与えるのです。
上顎が成長すると、それに伴って下顎も成長します。上顎と下顎が十分に成長すると歯が生える場所がちゃんとありますから、歯並びも自然と良くなります。そして上顎の付いている頭蓋骨も上顎の成長に伴って成長するのです。これらは密接に影響し合っているのです。
どうして、食べ物を食べる時、あるいわ飲み込む時に口を開いてしまうのかが問題になります。こらは、姿勢的に、骨の骨組みによって口を閉じているのが難しくて、口を開けていた方が楽だからなのです。
人間の体は鼻呼吸をするのが本来は自然なのですが、口呼吸の方が楽な人達は普段から口呼吸をしていますよね。同じ姿勢、骨組による問題があるのです。
口呼吸だったり口を開けたまま飲み込むような人達は、猫背と呼ばれる姿勢の人が多いでしょうね。猫背だと口呼吸をする方が鼻呼吸よりも簡単にできるのです。
この姿勢・骨組みを、本来あるべき位置に骨を戻していくことで、骨組みの改善をすると人間本来の鼻呼吸になります。自然と鼻呼吸に変わっていくのです。それはいつの間にか口呼吸になっていたのを遡る様ですね。赤ちゃんの頃は誰でも鼻呼吸をしていたのですからね。
それができるのは本物のカイロプラクティックChiropracticです。時間はかかりますが、定期的にカイロプラクティックChiropracticを受け続けることによって、より健康になれるのです。
骨組みによる姿勢の悪さは、顔の歪みにも影響を与えます。均整の取れた顔は、正中線で左右を比べて、左右差が少ない顔ですよね。骨組みによる姿勢の悪さのせいで、時間の経過とともに顔の左右差も大きくなってしまうのです。
いつまでも綺麗にいたい人にも本物のカイロプラクティックChiropracticは有効です。本当は、長期的に観た場合は健康と綺麗は密接に関係しているのですよね。
1日だけだとしたら、お化粧や特殊メイク、美容整形でなんとかなるかも知れませんが、長期的にはそれらでは無理ですよね。
成長のことに重点を置いた場合は、やはり子供の時からカイロプラクティックChiropracticを定期的に受けることが最高に良いですね。小さい時ほどその効果は大きくなります。その子が本来持っている力を存分に発揮できるようになりますから。
子供を愛しているなら、ぜひお子さんに本物のカイロプラクティックChiropracticを受けさせて欲しいです。