ネットで「不登校はズルい」「怠けている」というのを目にした。
不登校はズルくはないし、怠けてもいません。
むしろ、それぞれ悩んで、苦しんでいます。
「学校に行こう」と思えるほどの、元気がなく、気力が充実していない状態。
「行かなければいけない」ことは知っていても、それでも行けないことで悩む。
普通に学校に行けるのが、どれだけ幸せなことか・・・
そう思っている不登校の子は多いはず。
むしろ「不登校はズルい」という考えをしている人が
実は精神的に危ういんじゃないかと思う。
自分が学生だった時を考えた場合、
クラスメートが不登校になり、学校に来なくなる。
「ズルい」とか「怠けている」という感想の前に、どちらかと言えば
「学校に来られなくなって大変だな」と思うんじゃないかなぁ。
「学校は行かなければならない」というのは、どんなに小さな子でも知っているし、
学校に来なければ勉強に遅れる、出席日数は減る、高校なら単位が取れずに進級できない
そういうことを考えて「大変だなぁ・・・」と思う人が多いと思います。
でも「ズルい」とか「怠けている」という人って、
もしかして自分も休みたいくらい辛いけど、我慢して登校している状態 なのでは???
不登校になりたくても、なれない子。
働いていないニートの人を「働かないでズルイ」とは思わない。
やはり「仕事しないで大変じゃない?大丈夫?」と思う人が多数だと思う。
「不登校はズルイ」
そう言い出したら精神的に黄色信号なのかな。
うちも「兄ちゃんばかり学校行かずにズルイ」と言い出したら、黄色信号だから少し休ませようと思う。