十数年前にスタートして今回で3度目のテニスラケット用レザーグリップ作りも終盤です。

今回は前回、前々回からの課題をクリアしつつ新たに発生する問題にも即座に対処しつつ実用性に重点を置いて最終形態に近づきつつあります。ゴールデンウィークから40本弱の試作品作りの中で修正を繰り返し、最終的に8本のレザーグリップが出来上がりました。


👇革漉きは段漉きで端は約0.1ミリほど。



👇巻き始めの先端部



👇床面にトコプロを塗ることで毛羽立ちを押さえ、柔らかいクロムなめしのヌバックレザーがほどよい腰のある革になります。床の毛羽立ちには毛の方向性(流れ)があるのでそれに逆らわずに処理します。


👆コバ塗り剤は手持ちのもの、新たに買い足したものなどいろいろ試しました。クロム革にはトコプロが一番相性が良いようでした。
おそらくトコノールも良いと思います。
大きなサイズ(500g)のトコプロ(右端)をAmazonで買い足しました。でも仕上がった時の風合いはトコカラーが一番好きです💦

👆天然成分を主成分にしたオリジナルのWAX。我が家に100年伝わる一子相伝のお宝です(ウソです)(^o^;)

この2週間で50本弱のレザーグリップを作って見た目や実用性をある程度クリア出来たと思いますがまだまだ未知の部分や試していない材料や方法があります。また、ハイブリッドレザーグリップについてはこれから新しいシンセティック材を試す予定です。


👆100均のケース(180円)に一部収納しました。これで「出張グリップ巻き職人」に転職します😂
👇あきれるしま子