半月以上遅れてますが得意先の高等学校に納めるコーデュラ1000という高強度ナイロンを使ったリュックを製作中です。一部は昨12月から在宅のベテランスタッフさんが先行して作ってくれてますので私が後から追いかける感じです。


👆マチの曲線部分に5号コイルファスナーを付けます。もちろんYKKです。

👇スライダーに取り付けるレンガ色の紐とニフコのコードエンドは昨晩やりました。



ラッパ(バインダー)はおそらく40年くらい前の昭栄ミシンさんのもので私が90年代に勤めていたメーカーから譲り受けたものを昭栄ミシンさんで修理・カスタマイズしてもらって活躍しています。

コーデュラリュックは60個の予定ですが年々人気が高まって不足する場合があるのでその時は追加で製作する予定です😀リュックが終わり次第スクールバッグの製作に入ります。

★追記
次の工程もほぼ同じ条件でファスナー付けなんですがなぜか生地の縮み方が多く、生地の長さ(縫う距離)の1%ほどになってます。縫製による縫い縮みは0.6%くらいを想定して型紙を作っておりますのでそれが1%になっても大きな問題にはなりません。ただ縮むことで生地に若干の皺ができますが、その皺を目立たなくするため前工程のラッパ(カノコ式バインダー)とは違うラッパを使います。
テープへの抵抗が少ない簡単な直線用のラッパを使うことで生地へのストレスが低減されて縫い縮みが0.6%くらいになります。押さえ圧や糸引きも弱めにします。

縫い縮み(パッカリング)はミシン縫製における永遠の課題のような気がします。針と糸で「縫う」という行為においては宿命かも。でもなるべく縮まないようにいろいろ工夫します。ラッパの問題以外では針と糸の番手、縫いピッチ、送りの力、各部テンションなど限りがありません。とにかく生地やテープをストレスフリーな環境下にしてあげることがパッカリングの予防になります。