裁断が終わった生地にアタリ(印、合印)を付けます。この工程は本来は裁断屋さんに依頼するのがベストです。しかし、アタリ付けに関してはいろんな問題があるので自分で付ける場合も多いのです。

生地を10枚ほど重ねて専用のクロスドリルで直径1ミリほどの穴を開けます。穴と言っても生地を切るわけではなく、目打ちで穴を開ける感じです。クロスドリルというのは生地用の針が付いた電気ドリルが専用のドリルスタンドに装着されたものです。クロスドリルは生地を10~30枚くらい重ねて使用するものなので生地の山が崩れないうちに作業することが大前提です。したがって裁断直後が良いのです。私の場合は裁断も印刷も終わった状態なので生地はもうバラバラに重なってます(^_^;)これを一枚一枚ピッタリ重ねてからアタリを付けます。考え方としては馬鹿げてますがたぶんこの生地の大きさを考慮すると裁断屋さんより正確な仕事が出来ると思います。

小さな水平器(水準器)が付いてます。

ヒーターも付いていて、針に熱をかけることも出来ます。厚くて硬い帆布には熱は不要です。ナイロンも熱を与えると溶けてくっついてしまうので🙅‍♂️ですが、くっつく直前の温度なら有効です。薄い綿生地などにも焦げる直前の熱なら見やすいアタリを付けることが可能です。