これといった予定のない、ある日の休日。
いつもならアラームに追われる朝ですが、この日は自然と目が覚めるまで泥のように眠り、時計を見ればもうすぐお昼前。
「お昼どうしようか?」 「いつもの、あそこ行く?」
そんな会話から、私たち夫婦がお気に入りの、いつものイタリアンへランチに出かけることにしました。特別な記念日でもなんでもない、いわゆる「何でもない休日」のデートです。
変わらない安心感と、お気に入りの空間
ドアを開けると、聞き馴染みのある心地いいBGMと、食欲をそそるにんにくとオリーブオイルのいい香りが迎えてくれます。
新しいお店を開拓するワクワク感も捨てがたいですが、「ここに来れば間違いない」という行きつけのお店があるのは、夫婦にとって小さなお守りのようなものです。席に座り、まずはビールとシャンパンで「お疲れ様」の乾杯。ここから、贅沢なランチタイムの始まりです。
一皿ごとに感動する、お気に入りの味
今回も、前菜からメイン、デザートまで、お腹も心も満たされる最高のラインナップをいただきました。
まずはビールで喉を潤し前菜へコショウダイのカルパッチョは身が引き締まっていて、シャンパンとの相性が抜群。続く蛸のスモークサラダ仕立ては、鼻に抜けるスモーキーな香りが心地よく、ここで白ワインにスイッチします。
そして楽しみにしていたのが、色々貝と本シメジの白ワイン風味リゾット。貝の旨味と本シメジの香りがお米一粒一粒にぎゅっと染み込んでいて、一口食べるたびに思わず妻と顔を見合わせて「やっぱり美味しいね……」と溜息が出てしまうほど。
メインはイタリア牛のサガリ肉マリネ焼き。ジューシーで旨味の強いサガリ肉には、やっぱり赤ワイン。お肉の美味しさをワインが引き立ててくれて、最高のペアリングでした。
最後は別腹のデザートをコーヒーと一緒にいただき、大満足でコースを締めくくりました。
家で食べるご飯もいいけれど、お気に入りのお店で、お酒を片手にのんびりした時間の中で味わう料理は、やっぱり格別の贅沢です。
とりとめもない会話が、一番のスパイス
美味しい料理とお酒が進むにつれ、会話も自然と弾みます。 最近観た映画の話、来月の連休はどう過ごそうかという計画、あるいは「このリゾットの出汁、どうやって真似したらいいんだろう?」という料理の考察まで。
平日の忙しい毎日の中では、どうしても「業務連絡」のような会話が増えてしまいがちです。だからこそ、こうした「オチのない、とりとめもない会話」をゆっくり楽しめる時間が、夫婦にとっては一番の栄養補給なのかもしれません。
良い休日の締めくくり
お腹も心も満たされ、お店を後にした私たちは、心地いいほろ酔い気分のまま、腹ごなしに少しだけ遠回りをして歩いて帰ることにしました。
特別な観光地に行ったわけでも、高級なディナーを予約したわけでもないけれど、帰る道すがら「今日も美味しかったね、また来ようね」と笑い合える。そんな何でもない休日こそが、実は一番幸せな時間なのかもしれません。
明日からの日常も、また少し頑張れそうです。 最高のお気に入りの味に感謝。ごちそうさまでした。
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