電気店、所謂量販店ではなく町の電気屋さんの前を通った時だった。
天気は晴れだが昨日まで積もった雪のせいで空気は冷たかった。
電気屋の中にふと目をやると、初老の男性が難儀していた。
「北島先生じゃないですか。」
そこに居たのは日本のJB、演歌の大御所、北島三郎その人だった。
「どうしたんですか先生?」
「いやぁ、テレビを買ったのだが、どうやって持って帰ろうかと思ってね」
その笑顔は全く困った様子は無かったが、力にならなければと私は思った。
とは言ったものの、先生が購入したテレビは畳一畳はあろうかという大きな物であった。
「いやぁ、助かるよ。すぐ近くなんだが、頼まれてくれるか?」
先生の笑顔に、私は快諾した。
大きいものの、超薄型テレビとの事、持ち上げてみると何とか一人で運べそうであった。
「滑るから気をつけろよ」
大物の気遣いに私は感動した。
「ここだ、ここ。」
交差点の角、ローソンの向かいにある小さな汚いビルの地下に向かった階段を指して先生は言った。
「ここですか?」
「まぁ、運んでくれよ。」
地下に向かった階段は、何とか荷物の運べる狭さであった。
壁には古い映画のポスターがぎっしりと貼ってある。
階段の突き当りには、四畳半ほどの部屋があった。
天井部分は地上に出ているのか、天井際には窓があった。
反対側には小さな台所がある。
とてもじゃないが、演歌の大御所の住まいではない。
「隠れ家の様なものだよ。」
照れながら先生は言った。
私は先生に断った上で、テレビの梱包を解き、接続作業を行った
大きい故か、意外にスムーズにテレビは接続できた。
「たまぁに、ここで気を休めるのさ。」
「何を言ってやがる。」
突然、上から声がして私は驚いた。
「女の所に通うのが面倒で、無理に貸してやってるんじゃねぇか。」
声の主は窓から覗き込む様にこちらをにらみ、そう言った。
聞けばこのビルの持ち主で、一階で果物屋を経営しているとの事であった。
先生は耳も傾けず、狭い部屋に横になった。
私は2mもあろうかというテレビに、キャスターが付いているのが不思議であった。
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って夢を見ました。
目が覚めた時、出来るだけ夢を思い出すようにしてます。
面白いから。
ところで、「まつり」と「lay your hands on me」って似てない?
関係無いですが、この間ロフトのペットコーナーで見た子猫が可愛くってしょうがありませんでした。
ロシアンブルーという品種だそうだ。

可愛くない?
イエイ。