…一通りの料理を平らげた後、本日のメインでもある北京ダックがテーブルに運ばれて来た。シルバーのトレイに飴色になったアヒルの肉を、シェフ自らが切り分ける。薄餅(バオビン)に甜麺醤、胡瓜と葱の千切り、そして削いだ皮をのせ、器用に巻く。豆板醤に比べ、一般的にはなじみの薄い甜麺醤であるが、中華には欠かせない調味料である。麻婆豆腐にも加えるが、私自身は回鍋肉を作る時に使う機会が多い。青いチャイナドレスを着たウェイトレスが私の眼前まで料理を運んでくれる。身体の線を強調するかのデザイン、脚線美を強調するスリット。着ている女性もスレンダーな体型、すこしキツめな顔は私の好みであり、彼女に視線が泳ぎかけたが、香ばしい香りが私の意識を北京ダックへと誘う。一口で北京ダックを頬張り、口の中に広がる甘さと食感を堪能。すぐさまシェフに追加を促す。私は葱を多めに巻いてくれる様注文する。自分自身のこだわりを持ちつつも客の注文に答えられるのは、優秀なシェフの証拠だ。北京ダックを十分堪能し、次の炒飯に手をつけようとした時だった。ちょうど私の左後ろから、十数名の若手お笑い芸人の騒ぐ声が聞こえた。自分達にも北京ダックを食べさせろ、と言うことらしい。しかし、彼らはゲームに負けたのである。私はゲームの勝者としての報酬として北京ダックを食している。彼らに私の食事を邪魔する資格は無い。胡散臭げな私の表情をみて、先ほどのウェイトレスが軽く微笑んだ。訝しげな私の表情をよそに、同じように赤やピンクのチャイナドレスを来たウェイトレス呼んだ彼女は芸人達をキッと睨んだ。一瞬の出来事だった。いや、私が目を奪われた為、一瞬に思えたのだ。3人のチャイナドレスを着たウェイトレス達が、次々と芸人達を蹴り倒していった。最後に残った芸人の側頭部に、青いドレスの娘の上段回し蹴りが決まり、芸人の不細工な顔と見事な脚線美が交差した時、私は理解した。チャイナドレスのスリットはこの為にあったのだと。
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書く事が無かったので、昨日見た夢を書いてみた。
イエイ。