さいごの2週間 | キンクマハムスター『マロ』のブログ

キンクマハムスター『マロ』のブログ

2020年2月24日、
生後1ヶ月のキンクマハムスターの男の子をお迎えしました。

栗色なので女の子ならマロンにするところ、
男の子なので『マロ』と命名。

はじめてのハムスター飼育の奮闘日記や
マロの癒し・おもしろ写真を載せています♪

これから寂しくなるね
と声をかけてくださった方や
父のいうとおり

最近は寂しさが
いつもすぐそばに
寄り添っているようです

マロの最期の1ヶ月半は
ただ一所懸命でした

今は何をしていても
きもちが置いてかれるようで
何もしたくない
無気力感が大きいです

マロと一緒に
わたしの中のなにかも
止まっているのか


🌙


マロの最期の介護記録。

振り返られるようになったら
必ず書きたいと
思っていました。


たのしい思い出だけを

振り返る前に。


9月14日までの介護記録は

マロが生きた証。

捨てることはできない。

マロの動物病院の記録と一緒に

大切に保管しています。



🌙



亡くなるちょうど2週間前の

8月31日。


マロははじめて

おくすりを拒否しました。


ごはんを差し出しても

食べない。


いよいよ長くないと

わかりました。


カケシアミルクや

とうもろこし、鶏のぴゅーれは

あまり好まなくなり、

口にするのはほとんど

りんごやにんじんなど

甘く水分の多いぴゅーれ

になりました。


それから1週間後の

9月7日頃には、

ほとんど寝たきりに

なりました。


触れてもあまり反応がなく、

かろうじて

温もりと呼吸の動きで

生きていることが

確認できました。


それでもトイレにだけは

自力で起きてきて

行っていました。


足で体を支えきれず

ふらっと横向きに

転倒することがあるので

その時は

てのひらを添えました。


トイレが終わった時を

チャンスに、

いつもトイレごと

マロの体重を手早く

測っていました。


ずっと125g前後だった体重は

9月10日は123g。

11日は119g。

12日は115g。

そこでもう体重を測るのを

やめました。


体重を把握したところで

できることはもう変わらないから。


(亡くなった後、さいごの体重測定をしましたが

さいごの体重は111gでした)


9月11日。

マロはかなり久しぶりに

自分で給水ボトルから

水を飲んでいました。


ごはんをあまり口にできなかったので

喉が渇いたのかもしれません。


飲みやすいよう

小皿にもお水を入れました。


さいごのさいごまで

このお皿のお水を

口にしていました。


さいごの数日間は

マロはなぜかわたしの指からではなく

トイレの帰りに

自力でお皿のぴゅーれを

口にするようになりました。


さいごのさいごは、

自分の力で

生きたかったのでしょうか。


その頃には、

マロがこのごはんの量で

よく生きてるな…と

生命力のつよさ、尊敬を

強く感じていました。


もっと生きてほしい とも

ラクになってほしい とも

もうどちらも思わなかった。

ただ尊重したかった。


ただただ尊敬で。

偉大で。


マロのあるがままを

そのまま受け止めたい

というきもちでした。




9月14日。

亡くなる日の午前3時半。

スマホで撮った

マロの最後の写真・動画に

なりました。


マロはさいごのさいごまで

過ごし慣れた場所で

過ごしました。


動画は長いですが

あえてカットせずにおきます。


この後、わたしが寝る前に

マロの温もりをそっと確認しながら

「おやすみ」

と言いました。


「ゆっくり、ゆっくり、

おやすみ」


なぜかそんなふうに

声をかけました。


もしかしたら

あの時、マロは

安心したのかもしれません。



見守りカメラに残っていた映像では

その後、朝6時半頃に

すこしゴソゴソし、


朝8時にわたしが起きた時に

一緒に目を覚まし、


朝8時半にわたしが

見守る中

ふらふらしながらも

ゆっくりゆっくり

トイレに行きました。


お皿のぴゅーれも

食べました。


この、最後の見守りカメラの映像を

マロが亡くなってから

何度も

見ました。


見ていると

ここはああしてあげればよかった

これはこうしてあげればよかった

そんなきもちが

沸き起こり

いつもまともに見れない箇所もあります。


けど

さいごのさいごに

マロがこてんと転げ

わたしがてのひらを添える中

それでも立ち上がり

またおうちの中にすっぽり

おさまり落ち着く様子…

そしてわたしが

その上にお布団代わりの

柔らかいティッシュを

かけてあげる…


やはり

とてもしあわせな時間だったのだと


…思えてなりません。



🌙



お読みいただき

ありがとうございました。


今回は備忘録のようなものなので

コメント欄は閉じさせて

いただいております🍃