私は小学校の頃は、水泳は苦手でした。
水泳の授業は、けのび、バタ足、面かぶりクロール、クロールという順で進んでいたと記憶しています。
息継ぎが苦手で、とにかく面かぶりクロールで距離をかせぎ、無理やりの息継ぎをして泳いでいました。
授業で、息継ぎが面倒だったので犬かきで泳いでいたら、先生が、「クロールで泳がんか!」
しぶしぶ、面かぶりクロールと不格好な息継ぎで泳ぎました。
家は室戸で、奈良師の浜の近くです。
ある夏の日、奈良師の浜のランドマーク、さざ岩の側で海に浸かっていたときです。
突然、波がきて、足が着かない状態に。
溺れかけて、必死の犬かきで浮上しました。
それ以降、海はこわいという思いが大きくなりました。
中二の夏休み、父と一緒に奈良師の浜に泳ぎに行きました。
一緒に立ち泳ぎをしていると、
父が、「力が入っちゅう。もっと力を抜け。」
私、「そうか、これが力が入っちゅうということか。体を海に預けてみよう。」
ふっと力が抜けて、楽に浮けるようになりました。
それから後は、「海は友達」になり、毎日浜に通いました。
余裕ができて海面と口の位置関係、手のかき、体のうごき等も意識できるようになりました。
夏休みが終わり、学校のプールで泳ぐと、友達が、「美しいクロールやね。」と褒めてくれました。