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7月25日の高知新聞です。

 

 

 高知医療センター(高知市池)を運営する県・高知市病院企業団は24日、2025年度決算が15億6200万円の赤字になるとの見込みを公表した。

医業収益は過去最高となったが、人件費や薬品費が高騰して2年連続の赤字。

赤字額は企業団の直営となった10年度以降で最大となる。

 収入は、前年度比7億3700万円増の253億2500万円。

入院と外来の診療単価が上がり、医業収益は6億9300万円増の212億6400万円となった。

 支出は、10億4400万円増の269億600万円。

人事院勧告に伴い、給与費は7億7400万円増の121億7500万円。

物価高の影響で材料費は5億4700万円増の73億9900万円となった。

 この結果、経常収支は前年度から2億9500万円悪化した。

24年度末で60億8700万円ある内部留保資金で補填する。

同日の企業団議会議員協議会で報告した。

 企業団は3月、手術や救急医療、がん診療など高度急性期医療の機能維持・強化で診療単価を上げ、デジタルトランスフォーメーション(DX) 化でコスト削減に取り組むことなどを盛り込んだ経営計画(26~30年度)を策定している。

 取材に対し、村岡晃企業長は「医療センターが担うべき機能を明確にした上で、限られた医療資源を効果的に活用する。

今後は計画に基づき、経営改善に向けて最大限の努力を重ねたい」とした。

 25年度下半期の医療事故も公表。

前年同期より123件少ない524件で、個別公表の事例はなかった。

 

 

8月3日の高知新聞です。

 

 

 7月25日の本紙記事に、高知医療センターの2025年度の赤字が15.6億円の見込みとありました。

「赤字?大変だあ!」と短絡的に考えてよいものでしょうか?

 記事をみていくと、医業収益は診療単価が上がり過去最高の約212.6億円。

支出は約269億円。

給与や材料費の高騰で増加。

結果、支出が収入を上まわり赤字の見込みということらしいです。

 今の制度で病院が黒字ということを考えると、病人が増えるか診療代金が上がるかで収入が増える、給料や材料費を抑えて支出を減らすということになるかと思います。

 これは社会のあり方として望ましい形でしょうか。

病人が減り、病院は閑古鳥が鳴く。

病人が出たときの保険として、社会的に病院機能は維持する。

 大多数の健康な人々から少々の保険料を負担していただいて、少数の治療に大金を要する難病者を支援するというのが望ましい形ではないでしょうか。

 以前、有用微生物(EM)研究の第一人者、比嘉照夫教授が著書で「医学が進めば病人は減るはずである、だから医療は構造不況業種である。」とおっしゃっていたのを思い出します。

 病院経営を損益計算書、貸借対照表だけで考えることに違和感を抱きます。

 

 

医療は一大ビジネスのようですね。